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過熱する“不倫叩き”の背景――「結婚してる私はエラい」日本人特有のメンタリティが? 

[2017年10月12日]

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─なるほど…。夫は、妻の不倫が発覚した時、相手の男性ではなく、怒りを自分の妻に向けるという傾向もあるのではないでしょうか。一方、夫の不倫が発覚した際の妻は、夫ではなく相手の女性に怒る。この傾向も世界共通ではありませんか?

サンドラ そうかもしれません。つまり、どちらのケースも女性が怒られるわけですね。男性の「縄張り意識」のようなものでしょうか。

坂爪 日本特有の“家制度の縛り”が残る一方で、やはり男女それぞれの本能のようなものは世界共通なのだと思います。そう考えると結婚や離婚、また不倫といった問題も、今後は日本でもドイツのような状況に近づいていく可能性もあると思いますね。戦後にあった「姦通罪」は刑法が改正されてなくなったわけですし。

ドイツでは77年以降、離婚の際の慰謝料が認められなくなったというお話がありましたが、現在の日本でも慰謝料はどんどん取れなくなってきているのが現実です。

サンドラ 私も、坂爪さんの『はじめて不倫学』を読んで、主張されている内容がヨーロッパ的だなと感じました。

坂爪 まあ、僕が本で書いた「不倫(を予防する)ワクチン」として婚外セックスを認めるべき…なんていうのは、今の日本ではトンデモナイ主張だと受け止められてしまうでしょうけれど(笑)。

サンドラ でも、結婚するのも離婚するのも当人が幸せになるためでしょう? 不倫も、あくまでも当事者の問題なのではないでしょうか。不倫報道も、それを見ている夫婦が幸せならば「あ、そう」で受け流せるはずで、今のように過熱することはないと思います。

(取材・文/田中茂朗)

●サンドラ・ヘフェリン
1975年生まれ。ドイツ・ミュンヘン出身。日本歴20年。日本語とドイツ語の両方が母国語。自身が日独ハーフであることから、「ハーフとバイリンガル問題」「ハーフといじめ問題」など、「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。著書に『ハーフが美人なんて妄想ですから!!』、共著に『ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ』、『爆笑! クールジャパン』、『満員電車は観光地!?』、『「小顔」ってニホンではホメ言葉なんだ!?』、『男の価値は年収より「お尻」!? ドイツ人のびっくり恋愛事情』など。

●坂爪真吾(さかつめ・しんご)
1981年生まれ、新潟市出身。一般社団法人ホワイトハンズ代表理事。東京大学文学部卒。新しい「性の公共」をつくる、という理念の下、重度身体障がい者に対する射精介助サービス、風俗産業で働く女性に対する無料の生活・法律相談事業「風テラス」など、社会的な切り口で現代の性問題の解決に取り組んでいる。著書に『はじめての不倫学 「社会問題」として考える』、『性風俗のいびつな現場』、『セックスと障害者』、『誰も教えてくれない 大人の性の作法(メソッド)』など。


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