8年ぶりの写真集『moment』を発売する久住小春

久住小春が、大胆に魅せた!

彼女の8年ぶりの写真集『moment』が11月16日に発売、それに先駆け『週刊プレイボーイ』45号で先行カットを掲載、反響を呼んでいる。

12歳からモーニング娘。のメンバーとして活躍し、現在は女優として活動中。ドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(毎週木曜、テレビ朝日系)の第5シーズンに出演し、看護師・長森陽菜を演じている。

そこで彼女を直撃。今回の撮影から、女優としての意気込みまでを語ってもらった。

―週プレでの先行カットを見ましたけど、8年ぶりの写真集ということで随分、大人っぽい雰囲気ですね。

久住 もう25歳ですからね(笑)。今回はアイドルとしてではなく、女優としての久住小春を撮っていただいたんです。今までは笑顔を見せたり、カワイく写ることばかり考えてましたけど、もっといろんな表情を出せればなって。

―確かに艶のある表情など、普段見ないのでドキッとしました。撮影で印象に残ってることは?

久住 今回は露出が多かったんですよ。グアムで撮影したんですけど体のラインが気になっちゃって。せっかくのご飯でしたけど、食べるのを極力、控えました。

―水着や下着のカットまでありますもんね。それにしても、こんなにスタイルがいいとは! 特に胸の大きさには感動しましたよ。

久住 いやいや。衣装のおかげというかスタイリストさんのおかげですよ。(写真を見て)確かに今回、結構、攻めてますね(笑)。

―何、改まってるんですか(笑)。恥ずかしさはありました?

久住 それはなかったです。水着は昔からやってましたし。むしろ、どうすればいい写真になるかとか、この表情はつまらないかなとか、そういうことで頭がいっぱいで。いいものにしたかったんですよね。

―写真集のタイトルは『moment』ですね。

久住 今、この瞬間にしか見られない自分を見てもらえたらなって。今までになく自分らしさにこだわった作品になったと思います。

―今年からは女優として本格活動をしています。気持ちの上でどんな変化が?

久住 以前からドラマが大好きで、女優として活動したい気持ちは芸能界に入る前からあったんです。デビューした後も自分とは遠い世界のような気がして。

―昔から女優志望だったんですね。その気持ちが高まったのは?

久住 3年前、舞台を何本かやらせていただいてからですね。自分と違う役を演じるのが面白くて、やりたい気持ちが強くなっていきました。今年になってドラマのお話をいただいた時は嬉しかったですね。

―剛力彩芽さん主演による『女囚セブン』ですね。久住さんのドラマ出演は2014年の『アゲイン』以来、久々の現場は緊張しました?

久住 しましたね。セリフ噛まないかなとか(笑)。それと俳優さんもスタッフさんもほとんど初めましてだったので。でも皆さん優しい方ばかりでやりやすかったです。

ネガティブなことを考え出したらキリがない

―現在、『ドクターX~外科医・大門未知子』に出演中。長森陽菜というを演じていますが、どんなキャラですか?

久住 仕事にひたむきないいコですよ。でも心の中で医師との結婚を夢見てて…ちょっとクセがあるんですよね(笑)。

―役作りなどは?

久住 看護師ってことで、『ナースのお仕事』とか看護師の出てるドラマを見たりとかはしました。でも今回は今までにない役ですし、あまりイメージを作りすぎずに柔軟にいってます。ドラマは舞台とは違いますしね。舞台は何回も稽古をやって修正しながら作り上げていきますけど、ドラマはリハーサルの後、すぐに本番になりますから。1回1回、後悔しないようにしなきゃって。

―常に全力投球と。監督からのお褒(ほ)めの言葉なんかも?

久住 いや、結構怒られてます(笑)。「もっと自然に頷いて」みたく具体的なものから「ちゃんと考えてるのか」とか「やる気があるのか」みたいなことまでいろいろ。言われた時は結構落ち込みますけど、厳しいのは当然のことですから。それに共演の先輩方が声をかけてくれたりもするので、怒られるたびに、もっと頑張らなきゃって気になりますね。

―モーニング娘。の頃はトップアイドルだったわけじゃないですか。戸惑いはありません?

久住 全くないですね。当時もよく怒られていましたから(笑)。芸歴は長いですけど、常に新鮮な気持ちでやってます。

―なるほど。昔の話が出たので聞きますが、週プレのグラビアには「(アイドルとして)登るとことまで登った。そして落ちるところまで落ちた」なんて、ちょっと厳しい書き方をされてましたけど、昨年は事務所を辞めるなど、ファンとしては心配するような時期もあって。その頃はどんな心境だったんですか?

久住 案外、普通でした(笑)。

―焦ったり、不安な気持ちになったりはしませんでした?

久住 う~ん。どうだろう。でもネガティブなことを考え出したらキリがないですからね。やっぱり人間なんで、いい時もあればそうでない時もあるわけで。そういうことを考えてるヒマがあるなら、お芝居でもなんでも練習するほうがいいですよ。目の前にやるべきことは絶対にあるはずだから、それをやるというか。そうでないと次には絶対、繋がっていかないですからね。

―なんだか大人ですね(笑)。

久住 ですかね(笑)。今はずっとやりたかった女優さんのお仕事をさせていただいてるんで、それを一所懸命やれたらって。

―では、あらためて女優のお仕事の魅力は?

久住 自分じゃない人を見せるってことですね。それまでは自分としてやってる感じで。あと、お芝居はセリフがあるのが好きですね。自分のことを自分の言葉で話すのって結構苦手なんで。

―大人ってことで、恋愛も気になりますが…。好きなタイプの男性は?

久住 引っ張ってくれるタイプです。年齢に関わらず、中身が大人の人がいいですね。ルックスは気にならないです。

―好きになったらどうなるんですか?

久住 きっと変わらないと思います。あ、いや、どうだろう。うーん、いや、きっと同じです(笑)。

―では理想のデートなんかは…ディズニーとか?

久住 いやいや。賑(にぎ)やかなところに出かけるのは苦手で。それより映画を観て、ご飯を食べたりとか。のんびりしたいですね。近所でお茶するだけでも十分です。

―本当に落ち着いてますね(笑)。では今後は?

久住 女優として振り切ったキャラクターを演じてみたいです。すごく意地悪な役とか(笑)。あと、着物が好きなんで時代劇は是非やってみたいですね。

―これからってことで夢が膨らみますね。

久住 はい。私は『ビューティフルライフ』とか好きでよく観てたんですけど、あの頃のドラマって、今観てもすごく面白いじゃないですか。そういう何年経っても「あれ、よかったよね」って言ってもらえるような作品に出るのが目標です。そのためにも今は目の前にあることをひとつずつ頑張っていくだけです。

久住小春のグラビアは『週刊プレイボーイ』45号(10月23日発売)に掲載!

(取材・文/大野智己、撮影/丸谷嘉長 写真集『moment』〈双葉社〉より

■久住小春(KUSUMI KOHARU)1992年7月15日生まれ 新潟県出身 身長166㎝ 血液型=A型 ○12歳で「モーニング娘。」のメンバーとしてデビュー、09年まで活動。その後、『CanCam』の専属モデルを務める。ドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系、毎週木曜21:00~)に出演中。ヒロインを演じる舞台『おおきく振りかぶって』が2018年2月2日~12日に東京・池袋サンシャイン劇場にて公演予定。8年ぶりの写真集『moment』(双葉社)は11月16日発売予定。発売イベントを11月18日に東京・紀伊國屋書店新宿本店にて開催予定。その他、最新情報は公式ブログ、公式Instagram【@kohappy777】でチェック!