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本当にタブー? 日本の芸人に期待したい“言ってはいけないこと”をネタにする笑いとは

[2017年11月04日]

日本の芸人さんには社会を動かすパワーがあると語るモーリー氏

『週刊プレイボーイ』本誌で「モーリー・ロバートソンの挑発的ニッポン革命計画」を連載中の国際ジャーナリスト、モーリー・ロバートソンが、日本の芸人と政治の融合への期待について語る!

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最近、バラエティやワイドショーなど様々な番組の出演オファーをいただくようになりました。その現場で知ったことは、芸人さんたちのポテンシャルの高さ――特に、情動に訴えかける高い次元のコミュニケーションに長(た)けた方が非常に多いという事実です。

例えば、関西の某人気番組に出演したときのこと。司会の大物芸人さんの、視聴者への情緒的なコネクトの巧みさには圧倒されました。話術、切り返し、間のとり方…どれをとっても、お受験的な意味での似非(えせ)インテリとは違う、ホンモノの一流。彼らには社会を動かすパワーがある、とさえ感じるほどです。

しかし、今の日本では、その力が政治議論に持ちうるインパクトがフルに生かされていないような気がしてなりません

古今東西、コメディや笑いは政治的に「言ってはいけないこと」をネタにしてきました。古くはシェイクスピアがそうですし、日本でも落語などには確かにそういう側面があったはずです。今でも欧米では笑いと政治に垣根はなく、コメディアンが政治や社会を風刺する発言、コントをすることは当たり前です。

例えば、ユダヤ系イギリス人の人気コメディアン、サシャ・バロン・コーエン。「ゲイのファッション評論家」や「カザフスタン人ジャーナリスト」など政治的にスレスレなキャラを演じますが、どれも表層的な“イジリ”ではなく、問題の本質をとらえつつ笑いに昇華する天才です。

また、アメリカの強烈な社会風刺アニメ『サウスパーク』も毎回のようにタブーに果敢に切り込み、視聴者を笑わせながらも社会問題を考えさせる内容になっている。ハイクオリティな笑いと政治が陸続きです。


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