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9年ぶりのACL制覇へ、浦和レッズの勝利が日本代表にも影響する?

[2017年11月10日]

ハリルホジッチも「スーパーな試合」と称賛した準決勝の浦和レッズ。決勝ではアル・ヒラル(サウジアラビア)と対戦

浦和ファン、サッカーファンならずともスカッとする勝利だった。アジアクラブ王者を決めるアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の準決勝、桁違いの資金力を誇る中国の上海上港を、浦和レッズが撃破! 

ここ数年、中国、韓国勢の前に苦杯をなめ続けてきたJリーグ勢にとって、いよいよ悲願の優勝が見えてきた。応援すべし!

■個人技頼みの相手を組織の力でねじ伏せた

浦和レッズが、ACL準決勝で上海上港を相手に会心の勝利を収めた。

上海上港は、“爆買い”で知られる中国勢の中でも1、2を争う資金力を誇るクラブ。いずれも元ブラジル代表アタッカーのエウケソンを約25億円で、フッキを約64億円で、オスカルを約74億円で獲得しただけでなく、監督にはチェルシーやトッテナムなどで指揮を執ったビラス・ボアスを招聘。中国人選手にしても、代表クラスがズラリとそろう。

そんな金満クラブを相手に、浦和はアウェーの第1戦(9月27日)を1-1のドローに持ち込むと、迎えた10月18日、埼玉スタジアムで天下分け目の第2戦に臨んだ。

彼らはいかに戦ったのか? 日刊スポーツのサッカー担当、鎌田直秀記者が言う。

「浦和の選手は全員、守備面での意識が統一されていました。プレスをかけられるときは前から積極的にチャージし、自軍FWが敵陣深くまで攻めた後や、相手が前がかりになって迫ってきたときは、後ろでブロックをつくってがっちりとはね返す。その切り替えが的確で絶妙でしたね」

それだけではない。個の戦いでも凌駕(りょうが)したのだ。これまで日本選手は、身体能力で勝る相手にドリブルで仕掛けられたり、ヨーイドンの速さ競争になったり、体のぶつけ合いになったりすると太刀打ちできないというのが相場だった。しかし、上海上港戦での浦和は、元セレソンたちを向こうに回しても1対1でまず負けなかったのである。

「フッキなどは最初、しきりに中央突破を試みましたが守りが堅くてこじ開けられず、途中から右へ流れるようになりました。しかし、そこにはDF槙野智章が立ちはだかり、体を張って侵入を許さなかったのです」(鎌田氏)

浦和は前半11分にコーナーキックからラファエル・シルバがヘディングシュートを決めると、90分を通じて上海上港ゴールを脅かし続けた。逆に相手にはほぼ決定機をつくらせず、そのまま1-0で完封。2戦合計で2-1として、クラブとしては10年ぶり、日本勢としては9年ぶりの決勝進出を決めた。

「観戦していた日本代表のハリルホジッチ監督は試合終了後、『浦和は守備のハードワークが素晴らしかった。槙野も阿部(勇樹)も遠藤(航)もデュエルでほぼ勝っていたし、興梠慎三と武藤雄樹の守備の貢献もスゴかった』と大絶賛でした」(鎌田氏)


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