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“野人”岡野が今語る『ジョホールバルの歓喜』20年目の真実「岡田さんなんか試合前、奥さんに国際電話で…」

[2017年11月13日]

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現在はJ3ガイナーレ鳥取の代表取締役GMを務める岡野氏。鳥取県の魅力をPRする「鳥取県代表監督」にも就任した

誰もが涙した「ドーハの悲劇」から4年、「ジョホールバルの歓喜」では、日本中が初のW杯出場の喜びに沸いた。

あれから20年、歓喜の立役者となった岡野雅行氏が改めて激闘の舞台裏を語る。

■試合の映像は怖くてずっと見られなかった

―「ジョホールバルの歓喜」から20年。そこからの時の流れをどう感じていますか?

「いやもう、ほんとに最近のことのように感じますよ。あれが20年前だと思うと、ちょっと信じられないくらいに。もちろん絶対に忘れないし、二度と味わいたくないものですけど」

―味わいたくないもの、ですか。

「あそこで負けていたらと考えると、本当に恐ろしいですよ。今、こういう仕事もしていないだろうし、もしかしたら命を落としていたかもしれない。大げさではなく。だから、よくあるファンタジーじゃないですけど、タイムマシーンに乗って、あそこで負けていた場合の自分と日本サッカー界のその後を見てみたいです。

もしあの結果が逆だったら、今のように毎回連続でW杯に出られているのかな、とかも考えますね。その意味で、本当に怖いものでした。あそこで勝ったから、今こうして笑い話にできていますけど、そうじゃなかったら、本当に大変なことになっていたんじゃないかなと」

―確かに想像すると、ちょっと怖いですね。

「日本のサッカー界が終わっていたかもしれない、とさえ思います。だって、あれから日本サッカー協会が急に潤っていったわけじゃないですか。立派なビルに事務所を構えて(笑)。それはいいとして、あれによって、世界と初めて真剣勝負ができる舞台に上がれたわけですよね。後からふり返ると、本当にすごいことをしたんだなと思います。

でも、当時は自分ばかりが注目されてしまっているようでいやでしたけど。(予選では)僕はあの最後の試合にしか出てないですから。ほかのみんなもがんばってくれたのに、なんかVゴールばかりが取り上げられて、申し訳ないなと…。

ですから、こうやってまともにふり返ることができるようになるまで15年ぐらいかかりました。話を振られたら答えてはいましたけど、映像は本当に見られなかった。怖くて震えちゃうんです。ようやく見られるようになったとき、ピッチ上の自分に『足、振れないよね。わかるよ』って声をかけていました。それぐらい、ギリギリのところでやっていましたから」


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