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欧州遠征後のEAFF E-1サッカー選手権に注目すべき理由。代表の底上げに招集されるのは?

[2017年11月13日]

そのEAFF E-1サッカー選手権は調布の東京スタジアムで、12月9日北朝鮮、12月12日中国、12月16日韓国と対戦する。これは海外組に拘束力の利かないAマッチだから、Jリーグ組で臨むことになるはずだ。

東アジアカップの名前で行なわれていた頃から、基本的にこの大会の位置づけは代表の底上げが目的だが、特に吉田麻也とコンビを組むCBの代表選考に重点を置くことになるのではないか。ブラジル戦で先発した槙野のほか、昌子源、植田直通、三浦弦太のほか、中山雄太、中谷進之介ら、誰が呼ばれるのか注目したい。

また、A代表での日韓戦となると、前回2015年の東アジアカップ以来。久しぶりだから楽しみだ。日本代表にも韓国代表にも「この相手にだけは負けられない」という独特の緊張感が漂うからね。

日韓戦の舞台は、代表として戦う責任を強く感じるから、選手が気持ちを入れて臨むことで、普段は出ない能力がドバっと引き出されることもある。それでW杯での代表メンバー入りを引き寄せる選手が出てきてくれたら面白いし、逆に日本代表がコテンパンにやられたら、それもまた課題が出てきて勉強になる。W杯はロシア大会だけではないし、次もその次もあるわけで、そうした経験のすべてが日本代表の底上げに繋がるのだから、Jリーグ組は思いきり勝負してもらいたいね。

浦和は、クラブワールドカップに進めれば、チャンピオンズリーグ王者や南米王者といったレベルの高い相手と試合ができる。去年、レアル・マドリードと対戦した鹿島がそうだったけど、そういう相手と試合をすると自分の限界を超えた力が引き出される。当然、その反動もあって、疲労でケガもしやすくなるのが心配ではあるが、滅多にないチャンスだからつかみ取ってほしいね。

海外組もクリスマス休暇を除けば、W杯まで緊張感の高いシーズンを送ることになって、例年より疲労も溜まりやすくケガもしやすくなる。肉体的なことだけではなく、精神的にも休まることが少ないからキツイとは思うけど、選手みんなが目指している舞台がW杯だから、強い気持ちで戦ってもらいたい。

(構成/津金壱郎 撮影/山本雷太)

■宮澤ミシェル
1963年 7月14日生まれ 千葉県出身 身長177cm フランス人の父を持つハーフ。86年にフジタ工業サッカー部に加入し、1992年に移籍したジェフ市原で4年間プレー。93年に日本国籍を取得し、翌年には日本代表に選出。現役引退後は、サッカー解説を始め、情報番組やラジオ番組などで幅広く活躍。出演番組はWOWOW『リーガ・エスパニョーラ』『リーガダイジェスト!』NHK『Jリーグ中継』『Jリーグタイム』など。


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