巨額の赤字経営の立て直しを託されたマーリンズのジーターCEO。複数の主力選手の放出は免れない状況だけに、その表情も心なしか暗い? そんなジーターを、背後からイチローのパネルがじっと見つめている……

MLBのマイアミ・マーリンズは今月3日、イチローの来季の契約延長オプションを破棄。これによりイチローは3シーズンを過ごしたマイアミを去ることが濃厚となった。

スポーツ紙の担当記者が言う。

「16年、会見で『走ることは明らかに速くなってしまっている。打つことだけ能力が落ちる、ということも考えにくい』と語るなど、イチローはかねて加齢による衰えを否定してきました。

しかし、メジャーでは年齢に対するマイナスの先入観は極めて強く、来年45歳を迎える現役最年長野手に『上がり目はない』と考えるのは“常識”なのです」

ただし、10月にマーリンズのCEOに就任したデレク・ジーターは、ヤンキース時代のチームメイトでもあり、イチローにとって価値観を共有できる数少ない盟友。それだけに、彼の“大英断”に期待する向きもあったが、現実は「ジーター、おまえもか!」だった。

一部の米メディアは「彼はMLBでのキャリアを終えるだろう」と報じるなど来季のメジャー契約が楽観視できなくなったイチロー。果たして、レジェンドの明日はどっちだ?

★イチローにメジャーからのオファーは? 日本球界電撃復帰はあるのか?『週刊プレイボーイ』48号(11月13日発売)「どこへ行く!? イチロー」にてお読みいただけます!

(写真/AFLO)