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目指すは2020年東京でのメダル。森保一が五輪代表監督に適任である理由

[2017年11月20日]

東京五輪でメダルを狙う五輪代表を率いることになった森保一監督について語った宮澤ミシェル氏

サッカー解説者・宮澤ミシェル氏の連載コラム『フットボールグルマン』第22回。

現役時代、Jリーグ創設期にジェフ市原(現在のジェフ千葉)でプレー、日本代表に招集されるなど、日本サッカーの発展をつぶさに見てきた生き証人がこれまで経験したこと、現地で取材してきたインパクト大のエピソードを踏まえ、独自視点でサッカーシーンを語る――。

今回のテーマは、3年後の東京五輪を目指す日本代表の指揮官に就任した森保一監督について。若い世代の育成とJリーグでの実績など、その手腕を分析する。

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3年後の東京オリンピックを戦う五輪代表監督に就任した森保っていう人間は、現役時代から全く変わらない男。いわば「森保一」という独自のジャンルなんだ。

現役時代のプレースタイルは、相手のボールホルダーを潰して、広範囲に動いて、他の選手の分まで走る。試合終盤にみんなもう体が動かないとなっても最後まで集中力が切れない。一家に一台じゃないけど、「1チームにひとり、森保がいてほしい」っていうくらいの選手だった。

そういう選手が監督になって、頑張らない選手は使わないというポリシーは曲げない。だけど、強くてファイトする選手ばかりでは試合に勝てないことも知っていて、うまくて試合を決められる選手にやる気を持たせる方法も知っている。人心掌握術に長(た)けているよね。

その森保が五輪代表監督というのは、これ以上ないほどの適任だと思う。Jリーグで優勝を経験している、それも3度も。ACLやクラブワールドカップで采配したこともあって国際経験もある。勝つチームがどういうものかをわかっているし、作ってきた実績があるのが何よりの強みだ。

勝つチームには個性があるし、団結力もある。どちらか一方では足りない。森保はそれをどういうバランスにしたらベストかというノウハウを持っているんだけど、研究熱心だし謙虚なんだよ。広島の監督を退任後は自費でドイツに行っていたらしいけど、そこがスゴい。成功体験があると、それに縛られてしまう指導者もいるからね。

常に新しいアイデアやヒントを求める柔軟性の高いスタンスだから、今の若い選手たちの考えを聞いて、汲み上げる部分は汲み取り、理解させる部分は理解させるということがきちんとできる。

若い選手を指導したり育成したりするのは本当に難しいもの。私自身もサッカースクールで指導をすることがあるけれど、欧州トップの国の指導法は常に進化しているし、国によって全く違う。どれが正しいかなんて誰にもわからないからこそ、自分の足で現地に行って、何を感じるかが大切。

私も以前、育成年代の指導法を学びたくてスペインやイングランドに足を運んだけれど、強豪国と言われる国でも練習が全然違っていて驚かされた。


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