林道も余裕で走れる本格MTBも電動自転車に登場! モデルの星島沙也加ちゃんも楽さに驚き!

女性や高齢者のニーズに応え、普及が進む電動アシスト自転車。しかし実は今、男が乗ってもカッコいいモデルが続々登場している。さらに海外の有名メーカーも今後の日本参入に意欲的だ。

これはブームの予感…ということで、街乗りタイプからスポーツタイプまでイケてる電動自転車を紹介! はやる前に乗りこなせ!!

■欧米ではすでに大人気 国内でもレース開催!

1993年に日本で誕生した電動アシスト自転車。国内では「子乗せ」可能なママチャリタイプが主流だ。しかし、欧米では近年、ロードバイクやマウンテンバイク(MTB)などスポーツタイプの電動自転車の人気が盛り上がっている。

欧米での人気の理由はモーターやバッテリーの小型化&機能向上にある。フレーム内蔵型も登場するなど一見、電動自転車とわからないほど小さくなり、デザインも充実。バッテリー容量も拡大し、100km以上走行可能なモデルまで登場した。

こうした潮流を受け、近年は国内大手メーカーもスポーツタイプの電動自転車を発表。イタリアの有名自転車メーカー「ビアンキ」や世界最大の自動車部品メーカー「ボッシュ」(ドイツ)など海外勢も来年以降の日本進出を予定している。

さらに12月開催の「奈良吉野MTB4時間エンデューロ」では電動自転車カテゴリーの新設が決定。自転車業界全体で注目され始めているのだ。

「スポーツ自転車に興味があっても、キツそうだと躊躇(ちゅうちょ)していた人も少なくないです。そんな人に電動はオススメです」(自転車店店主)

新たな電動自転車の登場で、自転車ブームに拍車がかかる?

***街中でも注目を浴びるようなオシャレな1台から長距離走行にオススメのロードタイプなど9台の電動自転車を紹介!!

街乗りにはクルーザーや折り畳みも!

★カジュアル編■PS1(BESV)¥276,000(税別)走行距離:MODE-1=60km/MODE-2=43km/MODE-3=35.5kmスタイリッシュなデザインだけでなく、車体にカーボンフレームを採用したことも大きな特徴。わずか17 .4㎏という超軽量化と高い耐久性を実現。ファッション性と実用性を兼ね備えた一台だ

■PAS CITY-X(ヤマハ発動機)¥112,000(税別)走行距離:オートエコモードプラス=83km/標準モード=65km/強モード=51km直線的でシンプルなデザインはスーツ姿にも似合う。20インチと小さめなタイヤだが、ギア比の設定によりひとこぎで進む距離は26インチの一般的な自転車とほぼ変わらず。バッテリー容量は昨年のモデルから40%アップした

■BP02(Panasonic)¥131,000(税別)*スタンドはオプション走行距離:ロングモード=74km/オートマチックモード=54km/パワーモード=46kmビーチクルーザータイプの車体はBEAMSとコラボして開発。201 6年、限定300 台の記念モデルとして発売された際には即完売するほど人気に。ワイドなハンドルや大きめのサドルでゆったりした乗り心地だ

■DE01S(デイトナ)¥185,000(税別)走行距離:50km大きな特徴はバッテリーの収納方法。レザーバッグに納めることで、「アシストに見えないアシスト自転車」というコンセプトを実現した。折り畳みという点はもちろんのこと、バッテリーからスマホの充電が可能で、旅行にもぴったり

■CF1 LENA(リーナ)(BESV)¥155,556(税別)走行距離:MODE-1=85km/ MODE-2=70km/MODE-3=55kmヨーロッパで人気の高いモデルを日本用にアレンジし今年3月に発売。乗り降りしやすいL字形フレームには、バッテリーだけでなくフロントライトも内蔵されているため個性的なフォルムとなっている

国内メーカー初となる電動アシストMTBも!

★スポーティ編■YPJ-R(ヤマハ発動機)¥230,000(税別)走行距離:エコモード=48km/スタンダードモード=22km/ハイモード=14km変速機構を前後のギアに搭載した22段変速のロードバイクタイプ。ブレーキやギアなどに通常のロードバイクで使われる高級パーツを使用。バッテリーを小さくした分、15㎏程度の軽さとなり、アシストなしでも走りを楽しめる

■XM1(Panasonic)¥330,000(税別)走行距離:ECOモード=78km/AUTOモード=54km/HIGHモード=42km国内メーカー初となる電動アシストMTB。今年9月の発売から1ヵ月で年間目標の200 台を達成! MTBらしい堅牢そうな極太フレームにはバッテリーを内蔵。オフロードを走る楽しみを気楽に体感できる

■TAGETE(タジェーテ) 27.5(Benelli)¥198,000(税別・2017年限定特別価格)走行距離:最長100kmイタリアのオートバイブランド「Benelli」が開発し今春、日本上陸。前後に油圧式のディスクブレーキやシマノ製の上位パーツを採用するなど、本格的なスペック。36V/250Wのハイパワーを発揮するモーターは、5段階で調整できる

■リアルストリーム(ブリヂストンサイクル)¥155,800(税別)走行距離:オートエコモード=90km/標準モード=71km/強モード=60km省エネモードで90km走行が可能なだけでなく、バッテリー充電時間も4時間と短く手間いらず。普段は通勤利用し、オフの日にはサイクリングへ出かけるヘビーユーザーにオススメ。カロリー消費量もメーターでわかるので健康管理にも便利

●星島沙也加(Hoshijima Sayaka)愛知県出身身長161cm B78 W57 H84公式Twitter【@sayapiii27】

★性能を検証! 体重約100kgの元力士芸人が、電動自転車で富士山に登ってみた

(取材・文/鯨井隆正 撮影/下城英悟 衣装協力/rin project、GIRO)