東京国際映画祭にノミネートされ、今までになかった扱われ方の変化を感じているというまなちゃん

CM出演やコラム執筆など幅広い活躍を続ける紗倉まな『週刊プレイボーイ』本誌で連載中のコラム『白目むいちゃいました。』。

佐倉まなの小説『最低。』の映画版が、なんと東京国際映画祭にノミネート! 今回はその反響について語ってくれた。

■『最低。』がAVに

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、私の小説が原作となった映画『最低。』が「東京国際映画祭」のコンペティション部門にノミネートされました(パチパチ!)。神かよ。すべては瀬々敬久監督やスタッフ、出演者の皆さまのおかげです。私にまでお祝いの言葉をたくさんかけていただき、静かに感動しております。

コンペティション部門は、世界から応募された約1500本の映画作品の中から15作品が選ばれ、日本からは『最低。』と、芥川賞作家の綿矢りささん原作の映画『勝手にふるえてろ』の2作品がノミネートされたとのこと。『最低。』『勝手にふるえてろ』…なんと言いますか、タイトルだけを見たら「日本は荒れているのかな」と思われるような、やさぐれ感のある並びですよね(白目)。

ちなみに先日のAV撮影時、スタッフさんが現場に『最低。』の文庫本を数冊持ってきてくれました。ありがたいなぁと頭が下がる思いでいたのだけれど、そのときの撮影内容が私が先生役を務める「家庭教師もの」。ノートを開いて生徒に教えるシーンが何度かあったのですが、机の上にここぞとばかりに『最低。』が置かれていて、ちゃっかり教材の一部となっていました。

私が股間をご開帳させているときにも、隅のほうにこっそり『最低。』が主張されている。性器の構造についてレクチャーしているときも、さりげなく存在感を示している。まさか、こういうカタチで共演するとは…いいのかな、これ。

気づいたら無意識のうちに2時間…

改めて、東京国際映画祭にノミネートされた影響はやっぱり大きくて、どこに行っても誰と会っても、必ずこの話を振っていただけます。小説出版時も数々のメディアに記事にしていただけたけど、それも今回ほどではなかった。完全にエロに侵されている私の思考回路は、半日以上マジメな質問をびっちり浴びせられる取材が続くたびにショートしてしまって、プシュウと頭から湯気がたったまま帰宅することも多かった。

乾いたスポンジみたいに脳もスカスカ状態で、家で溶けるように寝る。生きてきたなかで、こんなにマジメなことを話す機会ってなかったな…としみじみしながら。

隙を見てエロい話をする、エロい表現にたとえるだなんていう雰囲気も、ここのところ皆無だしな。今までになかった扱われ方の変化には、気持ちの中にも喜びとともに、多少の戸惑いもはらんでいて、家に着いた途端「ただいまんこ…」とか言ってしまう次第なのである。中二病。

毎日の自慰行為にかける時間が増えたのも、そういった疲れのせいなのではないかとにらんでいる。

気づいたら無意識のうちに2時間くらい電マを当てていることがあって、股間が長期的&過度な刺激によって麻痺(まひ)してきているのかな。あっ! そういえば、電マって使いすぎていると表面のコーティングもちゃんとすり減ってくるんですね。今月の不思議大発見!

ゴツゴツした石が川に流されていくうちに丸みを帯びていくように、私の電マも着実に風化していっているよ。まじまじと見入ってしまった。そしてわれながら引いた。私の股間は岩か…。そろそろ、買い替えるかな。

●紗倉まな1993年3月23日生まれ、千葉県出身。 身長160cm、B89 W58 H89。『紗倉まなのマジックミラーナイト』(文化放送、毎週土曜28時~)、『TENGA茶屋』(FM大阪、毎週土曜25時30分~)、『AbemaPrime』(AbemaTV、毎週月曜~金曜21時00分~)の金曜レギュラーとして出演中。最新作『凹凸』(KADOKAWA)。映画『最低。』は11月25日より順次公開! 公式Twitter【@sakuramanaTeee】