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鹿島か川崎か…いよいよ優勝が決まるJリーグのMVP争いも気になる!

[2017年11月27日]

2017年J1リーグのMVP候補を語った宮澤ミシェル氏

サッカー解説者・宮澤ミシェル氏の連載コラム『フットボールグルマン』第23回。

現役時代、Jリーグ創設期にジェフ市原(現在のジェフ千葉)でプレー、日本代表に招集されるなど、日本サッカーの発展をつぶさに見てきた生き証人がこれまで経験したこと、現地で取材してきたインパクト大のエピソードを踏まえ、独自視点でサッカーシーンを語る――。

今回のテーマは、鹿島アントラーズと川崎フロンターレの優勝争いが続き、いよいよ最終節を迎えるJリーグ。長かったシーズンを振り返り、MVPは誰がふさわしいのかを考える。

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Jリーグは12月2日の最終節でシーズンも締めくくり。鹿島と川崎の優勝争いが続いているけれど、MVPは誰が相応(ふさわ)しいかと考えると、なかなか難しい1年だった。MVPはやっぱりシーズンを通じて試合に出て、インパクトも残した選手にあげたいからね。

鹿島は金崎夢生が目立ったけれど、試合に出ていない時期が少しあった。土居聖真もチームにとって本当に気の利いた活躍を見せてくれたけれど、MVPとなると、もう少しインパクトがほしいかもしれない。

そう考えると、鹿島では昌子源がベストだ。これまでセンターバックでMVPを獲ったのは1994年のペレイラ(東京ヴェルディ)や2004年の中澤佑二(横浜F・マリノス)、2006年の闘莉王(当時浦和、現・京都)がいるが、昌子は彼らに劣らない存在感を見せてくれた。

川崎フロンターレからのMVPなら、候補者は中村憲剛や大島僚太、谷口彰悟もいるけれど、やっぱり小林悠だろう。キャプテンで得点も19ゴール(11月27日現在)。間違いなくシーズンを通じてチームを引っ張っていた。

大島は終盤にケガをしたからやや難しいが、谷口はよく頑張っていたし、日本代表に呼ばれてもおかしくないレベルだから、彼がMVPになったらハリルホジッチ監督にもアピールになるけどね。

ルヴァンカップで優勝したセレッソ大阪なら杉本健勇か山口蛍か。杉本は今季、ゴール数は増えたし、ひと皮もふた皮もむけて成長を見せてくれた。ただJリーグで優勝できなかっただけに物足りなさは残る。数字の部分で攻撃の選手よりもわかりにくいけど、やっぱりセレッソからMVPとなれば山口蛍だろう。日本代表でもそうだけど、中盤の守備の部分で彼の存在感は大きい。

これまで、比較的中盤の選手がMVPを獲っている。去年が中村憲剛(川崎)で、その前が青山敏弘(広島)。2014年が遠藤保仁(ガンバ大阪)で、2013年が中村俊輔(横浜FM/当時)、2009年が小笠原満男(鹿島)、2007年がポンテ(浦和)。セレッソが優勝していれば文句なしに山口だったかもしれないけれど、どうなるか。

ベテランでいえば、浦和の阿部勇樹はMVPに相応しい選手だ。リーグ戦で早々に優勝争いから脱落したけれど、中盤でプレーしても守備ラインに入っても存在感が際立っていたね。35歳であれだけのプレーができるのは凄い。阿部がいなかったら、ACL優勝はなかったといっても過言ではない。

浦和は興梠慎三も候補のひとりだ。30歳であの速さと強さがあって、安定感はNo.1。Jリーグの得点王争いは興梠と小林悠、杉本健勇の3選手の誰が手にするか最終節までわからないけれど、仮に興梠が得点王になって、川崎が優勝だったら小林悠がMVPでもいいんじゃないかな。

やはりゴールというのはわかりやすい指標だ。逆に守備の選手はちゃんと試合を見ていないとそのすごさがわかりにくい。GKは過去に楢崎正剛がMVPになった1回しかないからね。


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