忘年会の会場選びはインスタ映えするお店!?(イラスト/福田嗣朗)

2017年のトレンドといえばやはり「インスタ映え」。そんな忘年会のお店を探したいと考える人も多いのでは? そこで最新情報を教えてくれたのは、外食専門家でインスタフォロワー数が日本一のフォーリンデブはっしー氏。

「今年の外食のキーワードは『フォトジェ肉(ニク)』…つまり、インスタ映えする肉料理! これが急増しているので、忘年会でもぜひ取り入れてください!!」

具体的には!?

「まず、忘年会の定番である鍋ですが、インスタ映えを意識するなら“肉鍋”を選ぶべき。最近は肉が贅沢(ぜいたく)にタワーのように重ねられていたり、ドーナツ状に美しく盛りつけられていたりと、見せ方にもこだわったお店が増えています。テーブルに運ばれてきた時点でひと盛り上がりするので、コンロに点火してから食べるまでの間に気まずい空気が流れる…なんてこともなく安心です!」

ということで、はっしー氏がオススメする穴場の肉鍋店「なべ彦」(中目黒)へ! 鉄板焼き店で腕を磨いた神戸出身の店長・青山一作氏が神戸牛のおいしさを生かすオリジナルの肉鍋を提供するお店。美しい霜降り肉が鍋の上でタワーとなっている姿は絶景! また、ピリ辛すき焼き風の味つけも、こってりとした神戸牛にマッチしていてうまい。そして1人前2980円とリーズナブル! こんなお店が会場だったら幹事を尊敬せざるをえない!!

なべ彦のなべ肉

フォーリンデブはっしー氏が注目するのは…

もちろん、「フォトジェ肉」なお店はほかにも。

「僕の研究の結果だと、今『いいね!』が最もつきやすいのは、肉と高級魚介を組み合わせた料理です。肉×ウニは鉄板ですが、肉×イクラ肉×カキなども登場中。意外な組み合わせによるビジュアルインパクトはもちろんですが、動物系と魚介系をかけ合わせると味のほうも飛躍的に上がります。誰もが見た瞬間に『絶対おいしいに決まってるじゃん!』と興奮する料理ということなのです」

肉×ウニ…これはさすがに高そう?

だが、安くこれらの料理を食べられるお店も増えているというのだ!! 例えば、高級懐石料理店の姉妹店で贅沢メニューを低価格で提供している居酒屋「ごんべえ」(渋谷)。上質なウニをたっぷりと生のA4ランク和牛で包んだ「ウニの肉巻き」が1個500円! この一品で年齢・性別を超えて全員で至福の瞬間を共有できると考えれば、決して高くないだろう。肉×高級魚介の一品がある居酒屋…探してみよう!

ごんべえのウニの肉巻き

さらに、一歩先を行く最先端の「フォトジェ肉」も。

「僕がこれから確実に来ると予想しているのは“ニューヨーク焼き肉”ですね。これは、NY(ニューヨーク)から逆輸入してきた日本の焼き肉屋。例えば日本の定番の焼き肉店『ふたご』がNY店のメニュー、内装を取り入れた『YAKINIKUFUTAGO 37 West 17th St .』を新橋にオープン。広尾の『beef by KOH』も、青山の焼き肉店『青一』出身の店主がNYで修業してオープンしたNYスタイルの焼き肉屋です。内装はもちろん、肉を使ったサイドメニューが充実していたりとエンタメ性が高く、インスタで自慢したいポイントが多数ですよ!」

2018年の流行を先取りしたいなら急いで予約をしたほうがよさそうだ!

◆『週刊プレイボーイ』50号(11月27日発売)「忘年会の店選び術」では、タイプ別の店の選び方、女性が喜ぶ店も紹介しているのでそちらもお読みください!

(取材・文/黄孟志)