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“現代の魔法使い”落合陽一×「OTON GLASS」開発者・島影圭佑 「誰もが文字を読める世界をつくりたい」

[2017年11月28日]

「現代の魔法使い」落合陽一(右)と「OTON GLASS」を開発した島影圭佑(左)

『情熱大陸』出演で話題沸騰、“現代の魔法使い”落合陽一が主宰する「未来教室」。『週刊プレイボーイ』本誌で短期集中連載中、最先端の異才が集う筑波大学の最強講義を独占公開!

普通の眼鏡と同じように顔につけ、読みたい文字を見ながらボタンを押す。すると書かれていることを音読して聞かせてくれる。さらに、外国語なら翻訳も可能。今回のゲスト・島影圭佑が開発した「OTON GLASS(オトングラス)」は、そんなウェアラブルデバイスだ。

彼がOTON GLASSの開発を始めたのは、プロダクトデザインを学んでいた大学在学中の2012年。父親が失読症になったことがきっかけだった。その後、商品化のために会社を起こし、試行錯誤を重ねる過程で島影は「新しいデバイスを受け入れる社会自体をデザインする」ことに取り組むようになっていく。OTON GLASSを通して見える未来の社会とは――。

* * *

島影 僕の父は脳梗塞で倒れ、脳の言語野が傷ついて、「しゃべることは問題ないけど文字が読めない」という後遺症が残りました。そこで、父の読みをサポートするデバイスができないかなと思って。

どういう風につくっていったかというと、アイデアをスケッチしつつ、父を対象とした行動観察をするんです。どんなときに困っているのか、実際の生活の中で見ていくことで、アイデアが収束していきます。

ある日、父が診察でアンケートを書かなきゃいけなかったんですけど、文字が読めないから隣にいたお医者さんに「これなんて書いてあるんですか?」って指さして聞くんですね。そしたら先生が耳元で読み上げる。

このやりとりを他者に頼まず再現できたらいいなと思い、違和感なく体の一部になるものといったら眼鏡だろう、ということで「OTON GLASS」の原型になるスケッチが出来上がりました。

この名前はオトン(父)と「音」をかけたダジャレです。幸い僕の父は頑張ってリハビリした結果、ほぼ完治してOTON GLASSは必要なくなったというオチなんですけど。

OTON GLASSは現在、主に視覚障害や識字障害(ディスクレシア)を持つ人々を対象に受注生産されている。ユーザーからのフィードバックを生かして性能を向上させるとともに、OTON GLASSが普及することで新たに何ができるかも研究中だ。

オトングラス


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