現役女子高生シンガーソングライターの足立佳奈ちゃん

「LINEバイト・トマピ篇」CMで気になる女のコを発見! 元気いっぱいの笑顔がとってもキュートな彼女は、現役女子高生シンガーソングライターの足立佳奈ちゃんだ。

岐阜県出身の高校3年生。「第1回 LINE×SONY MUSICオーディション」でグランプリを獲得し、今年8月にシングル『笑顔の作り方~キムチ~/ココロハレテ』でメジャーデビューを果たした。今月22日には待望の2ndシングル『フレーフレーわたし』を発売、すでに中高生からの支持はアツく、歌声もルックスもパーフェクトな逸材なのである!

そんな10代のカリスマに直撃インタビュー。CM撮影の裏話やデビューのきっかけ、大好きな音楽や野球についてなど、中高生たちの心をギュッとつかむ彼女の魅力に迫った。

―LINEバイトのCM、元気いっぱいですね! 反響ありましたか?

足立 ありました! 学校の友達も見てくれたらしくて「佳奈がCM出てて、朝から目が覚めたわー」って言ってましたね(笑)。Twitterやブログでも「佳奈ちゃんが見れて嬉しかった」とか「CM見て気になりました」ってコメントをいただけて。

―あの中で手に持ってる“トマピー”ってトマトですか? ピーマン?

足立 あのトマピーって、本当にある野菜なんですよ! ずっしりぎっしりしていて、新種のパプリカだそうです。撮影しながら、かじりつきたいなぁって思っちゃってました(笑)。

―そもそも、デビューのきっかけとなった「LINE×SONY MUSICオーディション」はお母さんが応募したんですよね?

足立 そうなんです。実は、音楽をやることを家族は反対していて。「音楽でごはんは食べていけないよ。自分の実力を知りなさい」と、オーディションに勝手に応募していたんです。夜中とかお風呂の中とか、いつでもどこでも歌ってるので「静かにしなさい!」って家では怒られてばかりで(笑)。

―諦めさせようとしたつもりが、12万5094人の応募の中からまさかのグランプリ! 受かった時、お母さんは複雑な思いだったのでは?

足立 鬼の形相をしてました! 受かるなんて想像もしていなかったので、やってしまったなって感じの顔で(笑)。

男のコになりきって野球してました!

―そんなお母さんも今では応援してくれてるんですか?

足立 はい、協力的になりました。体にいいお弁当を作ってくれたりとか、いろいろ気を遣ってくれてます。

―「今日の歌、よかったよー」とか?

足立 いや、歌は全然褒(ほ)めてくれないです! 永遠のアンチっていう(笑)。辛口というか、やっぱり家族だから不安な面も考えた上で言ってくれてるのかなと思います。

―いつか褒めてもらえる日が来るといいですね! 歌手になりたいという夢は、いつ頃から?

足立 小学生の頃からですかね、合唱団にも入っていて。でも、他にも夢がいろいろあったんですよ。音楽が好きだから音楽の先生になりたいとか、野球をやっていたので野球選手にもなりたくて!

―野球やってたんですか!?

足立 小学生の頃ずっとやっていて、中学生になってからソフトボールに切り替えました。野球少年団だったので、男のコたちに混ざって女はひとりだけ。グラウンドに行ったら「おまえは女かー?」って聞かれて、「男だー!!」って叫んだり(笑)。千本ノック受けたり、みんなと変わらない状態で男のコになりきってましたね!

―こんなに女子っぽいのに!? 今の佳奈ちゃんからは想像できないですね。

足立 いやいや(笑)。その頃は肌も真っ黒に日焼けしていて、男のコに間違えられたこともありました。

―でも、野球チームの紅一点でモテモテだったんじゃない?

足立 全然モテなかったです(笑)。「佳奈は、オレたちと一緒だから」って、男のコ扱いされていましたし。久しぶりに会うと、「変わったなぁー」って言われます。男同士ではなくなったみたいで、ちょっと残念そうな顔をされますね(笑)。

―新曲『フレーフレーわたし』は、頑張る人への応援ソング。野球少女だったこともあり、誰かを応援したいって気持ちが強いんですかね?

足立 そうですね。私もまだメジャーデビューさせていただいて音楽活動をスタートしたばかり。自分自身にも「頑張れ、私!」って思いながら歌ってます。もちろん、同世代の方々や皆さんも頑張っているので「頑張れ、みんな!」って応援したい気持ちを伝えたくて!

小学生なのに “愛してる”って(笑)

―いつもはどうやって曲作りしてるんですか?

足立 Twitterで「15秒オリジナル」という動画を上げてるんですけど、思いついたことを歌にしています。すごく考えて作るわけじゃなくて、ヒラメキですね! 帰り道で思いついたフレーズをボイスメモに歌っておいて、家に帰ってからすぐギター弾いて歌って、みたいな感じです。

―ギターはいつ頃から始めたんですか?

足立 高校2年生からです。友達が「miwaちゃんの曲が好きなのー」って弾き語りをしていたのを見て、かっこいいなぁと思って始めました。

―まだギター歴1年とは! 昔からやってるかのようにしっくりきてます!

足立 ほんとですか!? 様になってるならよかったです(笑)

―小学生の頃から曲作りしてたってのはホント?

足立 曲作りというか、好きな男のコに曲を作ったことがあって。好きなコの前でオリジナルソングを歌って「重い!」って逃げられるっていう(笑)。

―歌の内容が重いんですか? 

足立 歌詞がすごく重いんですよ(笑)。小学生なのに “愛してる”って言葉を使ってました。“好き”だったら小学生っぽくてかわいいのに、よく使ったなぁという感じで。今でもまだ“愛してる”って言葉がしっくりきたことないのに不思議です(笑)。

―ラブソングを歌いたい時ってあるんですか?

足立 自分の経験したことしか書けないので、ラブソングも経験しないと書けないんじゃないかな。いつか恋ができたら書けるんじゃないかなと思ってます(笑)。

―ではラブソングを歌ってたら、今、恋してるんだなっていうこと?

足立 どうですかね(笑)。でも、イメージして曲を作れるように努力してるので、誰かの話を膨らませて作れたらいいなと。ラブソングを歌う時は、本当に恋をしているか、妄想なのかどっちかですね(笑)!

●後編⇒Twitterフォロワー数30万人超! “中高生のカリスマ”シンガーソングライター・足立佳奈の「笑顔のヒミツ」

(取材・文/釣本知子 撮影/松岡一哲)

■足立佳奈(あだち かな)1999年生まれ。岐阜県出身。◯「第1回 LINE×SONY MUSICオーディション」でグランプリを獲得。デビュー前からTwitterの15秒動画が中高生の間で話題となり、今年8月にシングル『笑顔の作り方~キムチ~/ココロハレテ』でメジャーデビュー。2ndシングル『フレーフレーわたし』発売中!最新情報はTwitter【@kana1014lm】、公式サイト等にて!