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50年連続黒字を維持する“無名”の自動車部品メーカーが「勇気ある経営大賞」に選ばれたワケ

[2017年12月10日]

パイプ加工の技術力と独自のITシステムを組み合わせ、好業績をあげている武州工業

ニッポンには人を大切にする“ホワイト企業”がまだまだ残っている…。連載企画『こんな会社で働きたい!』第16回は、自動車や医療機器向けのパイプ部品を製造する武州工業だ。

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東京・青梅市に本社を置く武州工業は大手自動車メーカーの二次下請けとして、乗用車やトラックに使われるパイプ部品を製造する会社で、業界内では“パイプ曲げ加工のエキスパート”として知られている。

企業データを見ると、この“無名”の中小企業の優良さがわかる。

従業員数は158人。パート社員は7人のみで、正社員比率は約96%と製造業では突出して高い。また、総資産に対する自己資本の割合を示す自己資本比率は、高ければ高いほど財務状態が安定していることを表すが、同社は毎年度50%程度を叩き出す。ちなみに製造業の中では中小企業の平均値が20数%程度、トヨタでさえ36.9%(2017年3月度)だ。

加えて、夜間勤務のない1日8時間、月20日労働の“8・20体制”を構築し、年間休日数は120日。社員の平均年齢は33歳で、20代が最も多い構成になっているが、それでいて離職率は2016年度実績で3%にとどまる。

特筆すべきは、1968年から赤字決算は一度もなく、50年連続黒字をキープしている点だ。税務内容も良好なことから優良申告法人の表敬を7度も受けた。7度の表敬は、所属する立川法人会・1万2千社中、同社も含めてわずか2社しかない。

海外製品とのコスト競争もし烈な自動車部品業界の中規模メーカーにして、この盤石の経営基盤。林英夫社長の経営手腕は高く評価され、東京商工会議所の『勇気ある経営大賞(第10回、優秀賞)』、昨年には坂本光司・法政大学大学院教授が主宰する『日本でいちばん大切にしたい会社』大賞にも選ばれた。

林社長は元々、電気工学を専門にする技術者だった。日本大学・電気工学科を卒業後、カメラメーカーの株式会社ヤシカに入社し、78年に武州工業へ転職。92年に同社の創業者を継いで社長に就任し、現在に至る。

その林社長の経営コンセプトは、“青梅から世界へ”だ。

「パイプ加工を通じ、世界に通用するものづくりが日本でもまだまだできることを発信し続ける企業でありたい。国内生産でも“LCC価格”は可能ですから」


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