週プレNEWS TOP 連載コラム "本"人襲撃 各所から絶賛の声! 20年間追ってきた「独立候補たちの選挙記録」ーー“黙殺”され続けた戦いの裏側とは

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各所から絶賛の声! 20年間追ってきた「独立候補たちの選挙記録」ーー“黙殺”され続けた戦いの裏側とは

[2017年12月12日]

「多くの人が投票時に『政策」を参考にしたと言いますが、候補者名をすべて伏せて投票してみたら結果は違ってくるかもしれないという疑いを私はずっと持っています」と語る畠山理仁氏

日本の民主主義の根幹をなす「選挙」。建前では、すべての立候補者は法の下に平等に扱われることになっている。しかし、現実はそうではない。マスメディアは大政党の支援を受ける「主要候補」のみを大きく扱い、「それ以外の候補」は“黙殺”する。

『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』の著者である、フリーランスライターの畠山理仁(はたけやま・みちよし)氏は、“黙殺”された彼らを「無頼系独立候補」と敬い、彼らがひたむきに選挙に挑む姿を追うとともに、日本の民主主義のあり方に疑問を抱き続けてきた。

* * *

―いつ頃から無頼系独立候補の取材を始められたのですか。

畠山 20年前くらいからですね。当時、私は記者として『週刊プレイボーイ』のニュースページに携わっていました。その際、ネタ探しで新聞を読むのですが、そこには全国で行なわれる選挙の情報が載っていまして、その立候補者欄に「43歳無職」とか「革命家」など不思議な経歴の方がいることに気づいたんです。その頃、ちょうど大川興業の大川豊さんが政治をテーマにした連載をされていて、大川さんも彼らのことを「インディーズ候補」と呼んで取り上げていました。そこで、大川さんと一緒に取材を始めることになったんです。

取材を重ねていくうちに、日本で立候補することはすごく難しいという現実を知りました。供託金や書類の準備に追われ、立候補を断念する人が実はとても多い。そのなかで選挙を戦う無頼系独立候補は、もしやスーパーエリートなのではないか、と見る目が変わっていきました。

―主要政党に属している候補者と比べて、無頼系独立候補の方々はどこか一風変わっているというか、近寄り難いようなオーラを放っている方もいます。

畠山 私も初めは怖かったですよ(笑)。でも実際にお会いしてみると、皆さんとてもユニークで、真剣に政治のことを考えている。意外かもしれませんが、奇抜な選挙活動で有名なマック赤坂さんも、初めの頃はスーツを着た普通のいでたちでした。選挙カーも普通のハイエースで、エアロビクス風の踊りもなかった。演説内容は「恋愛モテモテコースをやってます」とかユニークなものでしたけどね(笑)。

でも、普通の活動をしていてもまったく注目されず、主張が伝わらない。そこで「自分の訴えを聞いてもらうにはどうしたらいいのか?」と考え、選挙を重ねるたびに独自の改良を重ねた結果、今のスタイルに至っています。

マックさんを断片的にしか見る機会のない有権者からすれば、「この変な格好をしたおじさんは何者!?」と理解されない部分がありますが、マックさんを含めて、ほかの皆さんもマジメに考え抜いた末の選挙活動なんです。

―畠山さんは主要メディアで報じられない無頼系独立候補を集めた『公開討論会2.0』をニコニコ動画で企画するなど、さまざまな試みをされています。

畠山 やっぱり「彼らのことを多くの人に知ってもらいたい」という思いがありますね。「この人たちの政策が世の中に伝わったら、日本はどうなるんだろう?」とか、そういった“ワクワク感”もあります。

実際に当選したらめちゃくちゃなことをやる人もいるかもしれませんけど、日本の社会というのは案外カッチリとしているので、それほど心配ないというか、実は誰がやっても変わらないんじゃないか、とすら思っています。だったら、何か面白い選択肢があってもいいと思うんです。


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