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革命的ガソリンエンジンや次世代デザインを登場させるマツダーー創業100周年「改革の全貌」

[2018年01月05日]

改革の大本命「VISION COUPE」

今、マツダの未来戦略に注目が集まっている。究極のガソリンエンジンを完成させ、今年の東京モーターショーでは2台のコンセプトカーが来場者の目をくぎづけに。

マツダが進める大改革の全貌に自動車ジャーナリストの小沢コージが迫った!

■究極のエンジン、スカイアクティブX!

マツダの勢いがスゴい! 2020年に迎える創業100周年に向けて次世代技術のぶっ込み方がハンパないのだ。

まず興味深かったのが、11月5日に閉幕した「第45回東京モーターショー2017」で発表したコンセプトカー「ビジョンクーペ」と「魁(カイ) コンセプト」。

一見すると、ビジョンクーペは前回の東京モーターショーで出したRXビジョンの続編っぽいがテイストは大違いだし、さらに市販ハッチバックサイズで出した魁コンセプトが超大胆。実用ハッチバックにはない美しさで、今までの魂動デザインの一歩先を行く作り込みレベルである。

そしてなんといってもビックリ仰天なのが2019年には実用化させると発表した新エンジン「スカイアクティブX」。海外でも「夢のエンジン」と呼ばれる次世代エンジンだ。専門的にはSPCCI(火花点火制御圧縮着火)といい、あのメルセデス・ベンツやBMWがトライしても実用化のめどをつけられなかったガソリンの圧縮着火技術。マツダはそれを見事にモノにした。

このエンジンは2012年に登場した現行の「スカイアクティブG」より燃費を20~30%ほど改善できて、トルクは全域で10%以上、最大で30%程度の向上を実現しているそうだ。

では、どうしてこんな技術ができたのか。スカイアクティブXの開発チームを率いている人見光夫常務を直撃すると、「一種の意図的なノッキング、手なずけられたノッキングですよ」と話す。要するにガソリンを薄くしすぎたときに発生する異常燃焼=ノッキングをコントロールするのがスカイアクティブXのキモ。

というか、現行のスカイアクティブGは、ガソリンの圧縮比が10とか11だった頃に最大で14を実現。おかげで効率は一気に上がり、当時のデミオが25km/リットルの低モード燃費を稼ぎ出して、マツダのスカイアクティブG搭載車はハイブリッドキラーとなり、今の大成功へとつながっている。スカイアクティブXはまさしくスカイアクティブGの進化版であり、マツダ大改革の第2幕に突入した証拠である。

さらに2020年の創業100周年に向けた大改革はSUVにも及ぶ。昨年9月に日本へ導入した3列シートSUVのCX-8がその筆頭だ。ミニバンともSUVとも違う多人数乗用車の世界を広げようとしている。

実に思い切ったラインナップ戦略で、マツダは単なる技術進化だけでなく、デザイン、商品構成、販売からブランド構築まですべてを一新しようとしている。そしてマツダが最近よく口にする「マツダプレミアム」。この本質とはなんなのか。デザイン本部チーフデザイナーの土田康剛氏を直撃した!

マツダ 常務執行役員 人見光夫。燃費性能を現行より3割高めたガソリンエンジン「スカイアクティブX」の陣頭指揮を執る人見常務。この夢のエンジンは2019年に搭載されるという。

マツダ 常務執行役員 人見光夫。燃費性能を現行より3割高めたガソリンエンジン「スカイアクティブX」の陣頭指揮を執る人見常務。この夢のエンジンは2019年に搭載されるという。


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