「全日本国民的美少女コンテスト」のグランプリに輝いた井本彩花

米倉涼子、上戸彩、武井咲らを輩出した「全日本国民的美少女コンテスト」。昨年8月、そのグランプリに輝いたのが井本彩花ちゃんだ。

グランプリ受賞からたった3ヵ月後には、あの『ドクターX』の第5シリーズ第9話でメインゲストという大役に抜擢。堂々たる女優デビューを果たした――。大器の予感がする14歳のシンデレラガールに迫る!

―芸能界に憧れたきっかけは?

井本 小学4年生の時、武井咲さんが出られてた『イオン』のCMを見て「すごいキレイだな、私もこんな人になりたいな」って思いました。「♪20日、30日、5%オフ」ってキャッチコピーを言うのもカワイくて(笑)。前回の国民的美少女コンテストも受けたかったんですけど、小学生だったので年齢制限で出れませんでした。

―で、満を持して昨年、応募したんですね。オーディションで印象に残ったことは?

井本 歌の審査です。いきものがかりさんの『ありがとう』を歌ったんですけど、元々、歌が苦手な上に、音程もすごい外しちゃって…。悔しくて、ステージを降りてから号泣しました。

―苦手意識があったから余計にできなかったんですかね。ちなみに、武井咲さんも歌手デビューしていますが、もし仕事で歌を歌うことになったら?

井本 …練習するしかないですね。練習して、乗り越えるしか。…でも、ほんとにすっごい苦手なので…(笑)

―あはは(笑)。先日、『ドクターX』で女優デビューを果たしましたが、オンエアを観た感想は?

井本 「ダメダメだなー」って。感情を込めてセリフを言ったつもりなんですけど、ほぼ棒読みでした。お母さんからは「これからだね」って言われました(笑)。

―初めての演技ですもんね。撮影は緊張しました?

井本 最初は緊張してたんですけど、2日目からはもう慣れてきて、「毎日が楽しい!」って思いながらお芝居してました(笑)。私がずっとやってきたバレエも踊らせていただいたので嬉しかったです。

「なんでここで泣くかな」って(笑)

―今回は劇中で見事なバレエを見せてくれましたが、いつから習ってるんですか?

井本 小学校1年生の時からです。私がTVの前でいつも踊ってるのを見て、母が「そんなに踊るのが好きだったらやってみる?」って言ってくれて。

―レッスンはどのくらいやってたんですか?

井本 一番多い時は1日にふたつクラスを入れたりしてたので…大体、“週8”ですね。

―めちゃくちゃ大変じゃないですか! 先生も厳しかったんですか?

井本 はい、すごく。でも、やめたいと思ったことはないんです。ただ、最初の頃は地味なストレッチとかポーズの練習しかさせてもらえなかったので「地道な作業だな」って思ってました。その頃の経験があるから「何ごとも少しずつ成長していかなきゃいけないんだ」って思えるようになったんですけど。

―その歳でそんな考え方ができるなんて、偉すぎますよ。ちなみに、バレエをやってる時に泣いたことは?

井本 ほとんどないです。たぶん2回くらいかな? コンクールに落ちた時と、うまく踊れなくて教室で爆発しちゃった時だけです。

―我慢する人なんですか?

井本 そうだと思います。でも、『ドクターX』の撮影の時に1回だけ泣いちゃったんです。劇中で泣くシーンがあったんですけど、どうしても泣けなかったのが悔しくて、あとでお母さんの顔を見た時に涙が出てきちゃって。「なんでここで泣くかな」って思いました(笑)。

―それは悔しいですね(笑)。さて、まだデビューして間もないですが、2018年の抱負を教えてもらえますか?

井本 去年はたくさん初めてのことを経験させていただいたんですけど、もっとたくさんのことを経験したいです! レギュラーでドラマに出れるよう頑張ります。

―どんなドラマがいいですか?

井本 私、高校生の学園ドラマに憧れてるので、めちゃくちゃ元気な女子高生役をやってみたいです! …普段の私ですか? 教室ではおとなしめで、元気なコとは真逆です(笑)。

(取材・文/西中賢治 撮影/藤本和典)

■井本彩花(IMOTO AYAKA)2003年10月23日生まれ 京都府出身 身長163cm ◯2017年、「第15回全日本国民的美少女コンテスト」グランプリを受賞し、デビュー。同年12月、『ドクターX~外科医・大門未知子~』第9話にメインゲストとして出演。特技のクラシックバレエでは、京都府のコンテストで市長賞を受賞したことも。

●井本彩花ちゃんはじめ、8人の美少女が登場する特集「次世代美少女2018」は、『週刊プレイボーイ』2018年3・4合併号(1月4日発売)に掲載!