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大谷翔平がエンゼルスに決めた最大の要因──中6日ならば13勝はカタい?

[2018年01月11日]

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大谷がエンゼルスに決めた最大の要因は…?

エンゼルスへの入団が正式に決まった大谷翔平。代名詞でもある「二刀流」はすでにアメリカでも有名で、入団会見では「日本のベーブ・ルース」と紹介される場面も…。果たして、“日本のルース”は本家を超えることができるか?

前編記事では「打者としてはゴジラ松井以上」という評価とともに、まずメジャー屈指のスラッガー、プホルスとのDH併用を探ったが--。

■中6日ならば13勝はカタい?

一方、投手としてはどうか。

入団会見の席でエップラーGMが「投手は先発6人ローテーション制の採用に前向きだ」と発言したことから、先発として中6日での登板が予想されている大谷。だが、これは驚くべきことだ。メジャーでは5人の先発投手を中4日のローテーションで回し、162試合を戦うというのが長年のセオリーだからだ。

「メジャーのベンチ入りは25人。そのうち投手は12人程度で、内訳は先発5人、中継ぎ6人、抑え1人というのが一般的。それをエンゼルスは先発を1名加えて中6日の間隔で投げ、その分、野手を1名減らすというのです。つまりは大谷を獲得するために、これまでのメジャーの常識を覆すチーム編成に踏み切ったといえます」(スポーツ紙デスク)

あるいは、大谷がエンゼルスに決めた最大の要因は、この“中6日の保証”だったのかもしれない。一連の面談でエンゼルス以外の球団がどのような提案をしたかは定かではないが、大谷ひとりのためにここまで大胆な提案を具体的にした球団は他になかったのではないか。

「実際には中4日で投げたい投手もいたりするので、厳密に中6日というよりかは、5日のときもあるでしょうし、逆に7日空くときもある。それくらいの間隔で先発しながら、合間の2、3試合にDHで出場するとなれば、日本時代とほぼ同じ起用法といえます」

これは特に「投手・大谷」にとって大きなメリットだ。

「ヤンキースの田中将大やドジャースの前田健太が近年、パッとした成績を残せていないのは、中4日、5日で投げ続けている蓄積疲労によるものともっぱらです。ちなみにこのふたりは、登板間隔の空いた今年のプレーオフで素晴らしいピッチングを見せました」(メジャー担当記者)

現状、メジャー関係者の間で「投手としての能力は、打者以上」と評価されている大谷。ナ・リーグ某球団のスカウトもこう警戒を強める。

「彼は投手としては未完成で、細かなコントロールもない。それでも160キロを超えるストレートと、鋭角的に落ちるフォークを駆使する投手はメジャーでもそうはいない。球質がきれいな分、ホームランはそれなりに打たれるだろうけど、中6日のローテでシーズン通して25、26回の先発登板があれば、半分の12勝から13勝してもまったく驚きはないね」

あえて不安点を挙げるとすれば、突発的な故障と死球だ。

「特に心配なのは登板時の報復です。相手にデッドボールを与えた場合、メジャーでは報復として遠慮なくぶつけてくる。大谷は自分が打席に立つわけですから、狙われることもあるかもしれない。右肘や手首に当たったら、投球への影響もあるので、そこは心配です」(野球評論家・伊勢孝夫氏)

来季は、1918年にベーブ・ルースがメジャー史上、唯一「同一シーズン2桁勝利、2桁本塁打」を記録してから、ちょうど100年目の節目のシーズン。それだけに「投手で10勝、打者で10本塁打」を二刀流成功の基準とみる向きもあるが、大谷には、ルースの記録をも軽々と超えるような活躍を期待したい。

(撮影/小池義弘)


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