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宮澤ミシェルがJリーグ誕生25周年に期待すること「王者・川崎としのぎを削るクラブが増えてレベルアップを!」

[2018年01月29日]

Jリーグの新シーズン開幕前に昨季を振り返りつつ展望を語った宮澤ミシェル氏

サッカー解説者・宮澤ミシェル氏の連載コラム『フットボールグルマン』第31回。

現役時代、Jリーグ創設期にジェフ市原(現在のジェフ千葉)でプレー、日本代表に招集されるなど、日本サッカーの発展をつぶさに見てきた生き証人がこれまで経験したこと、現地で取材してきたインパクト大のエピソードを踏まえ、独自視点でサッカーシーンを語る――。

今回のテーマは、来月に開幕を迎えるJリーグについて。昨シーズンを振り返りながら、Jリーグの勢力図を分析し、新シーズンに向けて期待することを語った。

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昨シーズンのJ1リーグをあらためて振り返ると、最終節で川崎フロンターレが劇的な逆転優勝。セレッソ大阪、柏レイソル、ジュビロ磐田というクラブが上位に進出し、一方でサンフレッチェ広島は降格争い巻き込まれ、優勝を狙える補強をしたFC東京も下位に沈んだ。

昨年は監督交代も多いシーズンだった。広島が森保(一)監督、浦和がペトロビッチ監督と長くチームを託してきた監督を交代させたのをはじめ、8人もの監督交代があり、シーズンオフにもガンバ大阪が長谷川健太監督、横浜F・マリノスがモンバエルツの退任を発表した。ここ数年続いていたJ1の勢力図が大きく塗り替わったシーズンを象徴していたね。

そうした中で、やっぱり川崎の優勝には日本サッカー界に新しい風が吹いた印象を受けた。14試合連続して負けなしで迎えた最終節で大宮アルディージャから5得点を奪い、見事に試合に勝ち切った。

最終節が鹿島アントラーズと直接対決だったら違った結果になったとか、勝利数なら21勝の川崎Fに対して鹿島は23勝したという意見はあったけれど、川崎は鹿島との直接対決で2試合とも勝利している。川崎は優勝に相応(ふさわ)しかったよ。

勝利数と勝ち点。ここがサッカーのリーグ戦がもっとも面白いところでもある。プロ野球は勝率で争うけれど、サッカーは勝ち点を最も多く積み上げたチームが優勝する。

川崎と鹿島の勝数差は2で、勝ち点に換算すると6点。だけど、引き分け数は川崎の9に対して鹿島は3。川崎は“負けないサッカー”で勝ち点を積み上げて、鹿島との勝利数差で生まれた勝ち点6を挽回したわけだ。

ただ、勝ち点3を奪い切るチームが優勝したシーズンも過去にあった。2010年に優勝した名古屋グランパスがそう。引き分けが3しかなくて、勝つか負けるかの試合が多かったけれど、最終的に勝ち点3を奪い切ったことで勝ち点を大きく伸ばして初優勝を手にした。

昨季の川崎は小林悠が得点王になってMVPに輝き、阿部浩之、エウシーニョ、家長昭博、大島僚太が周りを固め、中心には中村憲剛という大黒柱がいる。彼らが距離感を保ちながらリズミカルにパスを繋ぎながら流動的に動き、時にピッチを広く、時に狭いエリアを使って相手守備陣を崩していった。

この攻撃のスタイルは、前監督の風間(八宏)さんが築いたものだけれど、その良さを鬼木(達)監督が継承しながら、弱点だった守備のところをしっかりと高めた。ボールを奪われたらすぐに切り替えることを徹底し、前線からの守備でボールを相手陣で奪い返すシーンが何度も見られた。


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