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高倉健の名作をジョン・ウーがリメイクした理由「100%、日本映画としてずっと題材を探していた」

[2018年02月09日]

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名作邦画『君よ憤怒の河を渉れ』をジョン・ウー監督が“再映画化”した『マンハント』

1976年に映画化された西村寿行原作、高倉健主演の『君よ憤怒の河を渉れ』は、アジア映画史に輝かしい足跡を残した日本映画の代表作だ。当時、国内のみならず中国でも大ヒットを記録し、社会現象を巻き起こした初の邦画となった。

無実の罪を着せられ逃走する主人公と彼に命を助けられ匿(かくま)う女性、そして主人公を執拗に追う刑事との追跡劇の間に芽生える感情とドラマティックな展開が、国境を超えて多くの人々の心を踊らせたのである。

あれから40年余り経た今日、そんな熱狂を直に体験した、自他ともに「日本映画ファン」として知られるジョン・ウー監督が新たに映画化を果たした『マンハント』が2月9日(金)より公開。

高倉健が演じた主人公、杜丘役に『戦場のレクイエム』で知られる中国の人気俳優チャン・ハンユー、彼を追う刑事役に福山雅治が扮し、“ジョン・ウー流”熱い男たちの友情のドラマが繰り広げられる。

『男たちの挽歌』シリーズで一世風靡し、ハリウッドでも『フェイス/オフ』『ミッション:インポッシブル2』などヒット作を手がけてきたアクション映画の世界的巨匠が挑んだ新たな土壌。中国製作でありながら、ほぼ日本人スタッフによるオール日本ロケを敢行した画期的な新作で、久々に全開のアクションとハードボイルドな魅力を堪能させるウー監督に話を聞いた。

―あなたが大の日本映画ファンだということはよく知られていますが、日本で日本の俳優を使って映画を撮りたいと以前から考えていたのでしょうか?

「はい、私にとってそれは長いこと念願だったのです。私は古い日本映画が大好きなので、最初はサムライ映画か任侠映画を撮りたいと思っていました。100%、日本映画として。それでずっと題材を探していたのです」

―その中で今回、高倉健主演、佐藤純彌監督で1976年に映画化された本作を選んだ理由は…当時、中国でも大ヒットしたことが大きかったのでしょうか?

「元々、私は高倉健さんの大ファンで、いつか一緒に仕事ができればと夢見ていたのです。生前、たまたまお会いする機会もありました。

だから4年前に彼が急逝された時はとても悲しくて、彼の出ていた作品をなんでもいいからリメイクしたいと思うようになった。彼へのオマージュとして、また私が大好きな60年代の素晴らしい日本映画へのオマージュとしてね。

そんな時、偶然、香港の映画会社から『君よ憤怒の河を渉れ』の原作を再映画化しないかと誘いを受けたんです。だからこの作品は映画版のリメイクというより、原作の再映画化といったほうが相応(ふさわ)しい。大筋は変えることなく、現代的な新しい要素を盛り込みながら話を肉付けしました」

―現代的な面とともに、ジョン・ウー映画の十八番といえる要素も随所に観られますね。

「私自身は健さんへのオマージュを込めながら、自分なりのスタイルの作品を撮ろうと思ったのです。ハードなアクション、ガン・プレイ、スローモーション、白いハトといった、お馴染みの要素を用いながら(笑)。でも最もエキサイティングだったのは、それを日本で撮れるということでした」

―なぜ主な舞台に大阪を選んだのですか?

「私は川と桜が好きなのです。そして大阪の人も大好きです。彼らはとても情熱的でエネルギッシュでリアルな感じがします。大阪には他の大都市とは異なる雰囲気がある。もちろん食べ物も素晴らしい(笑)」

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