なんのポーズかおわかりでしょうか……? 詳しくは本文をお読みください!

『週刊プレイボーイ』本誌で連載中の「ライクの森」――。

人気モデルの市川紗椰(さや)が、自身の特殊なマニアライフを綴るコラムだ。

今回は、2018年の抱負として「写真を撮るときに取り入れたいポーズ」について語ってくれた。

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少し遅くなってしまいましたが…、2018年の抱負を発表したいと思います!

でも、まともな抱負がまったく思いつかないんですよね(笑)。むしろ、読者の方から「市川紗椰が今年やったほうがいいこと」を募集したいくらいです。

ただ、ここ数年、自分で気になっていることがあります。それは、写真の写り方。過去のプライベートの写真を見返してみると、ほぼすべての写真で「ダブルピース」をやっているんですよね。いいかげん、別のポーズを取り入れたいんです(笑)。

「モデルだから写真は得意でしょ?」と言われることも多いんですが、プライベートの写真やオフショットは、かえってどうしていいかわからないです。仕事で洋服を着て、メイクもちゃんとプロの方にしてもらってこそ、モデルっぽいポーズも決まるんですが、すっぴんではとてもあんなポーズは取れません(笑)。

皆さんは、いつもどんなポーズで写真を撮っているんでしょうか? アイドルの写真なんか見ると、両手を顔に添えて「やっほー」と叫んでるようなポーズが多いですよね。あれって、小顔効果があるという「歯痛ポーズ」の一種なんでしょうか。

さらに、最近の若い女性の間では、人さし指と親指で小さなハートをつくる「指ハート」なるものもはやっているそうです。ただ、ギャングのハンドサインっぽいので、アメリカで育った私としてはちょっとヒヤヒヤします(笑)。

さらに、両手の指を使ってつくる「#(ハッシュタグ)ポーズ」なるものもあるそうですが、こうなるとさらに怪しげなハンドサインっぽいので、絶対に欧米人の前ではやらないでください!

小学生時代からの得意ポーズ「スポックのアレ」

ちなみに、このハッシュタグポーズ、上に冂をつけると「肉」という字になりますね。なんとかこの肉の字をおでこの上で再現できないか、考え中です(笑)。

そんな私にも、小学生のときから得意にしているポーズがあります。それは、「長寿と繁栄を」のポーズ。これは、『スタートレック』に登場するスポックのお決まりの挨拶(あいさつ)で、誰でもできる簡単なものです。詳しくは検索してみてください。これをアメリカでやると、たいていは「スポックのアレね」と理解してもらえますが、悲しいことに、日本でやると「ブタの足」と間違われてしまいます…。

ということで、今年私が新たに取り入れたいポーズ。それはズバリ、「グワシ」! そう、楳図(うめず)かずおさんのマンガ『まことちゃん』に登場するあのポーズです。まことちゃんよろしく、腕を前に出してグワシをすれば、遠近法で小顔効果も得られそうです。

ただし、ひとつ難点が…。それは、このグワシの形をつくるのが難しすぎて、顔がものすごいしかめ面になってしまうこと。どうやら、かなり練習が必要なようです。

こんなしょうもないことを言っておりますが(笑)、もし「市川紗椰が今年やったほうがいいこと」を考えてくださる方がいれば、編集部までおハガキを下さい!

【宛先】〒101-8050 千代田区神田神保町3-13-1 週刊プレイボーイ編集部「市川紗椰」係

●市川紗椰(いちかわ・さや)1987年2月14日生まれ。アメリカ人と日本人のハーフで、4歳から14歳までアメリカで育つ。現在、モデルとして活動するほか、毎週土曜21時からオンエア中のJ‐WAVE『TRUME TIME AND TIDE』でナビゲーターを務めている。このページの上段にある写真は、「考えてるようで何も考えていない」お得意のポーズ