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王者・川崎に「アジアの頂点に立ってもらいたいね」と宮澤ミシェルが期待する理由

[2018年02月19日]

昨シーズンのJリーグ王者、川崎の今季戦力について語った宮澤ミシェル氏

サッカー解説者・宮澤ミシェル氏の連載コラム『フットボールグルマン』第34回。

現役時代、Jリーグ創設期にジェフ市原(現在のジェフ千葉)でプレー、日本代表に招集されるなど、日本サッカーの発展をつぶさに見てきた生き証人がこれまで経験したこと、現地で取材してきたインパクト大のエピソードを踏まえ、独自視点でサッカーシーンを語る――。

今回のテーマは、昨シーズン初めてリーグ制覇し、今シーズンは連覇を狙う川崎フロンターレ。攻撃陣に豊富なタレントをそろえるチームは、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)など、リーグ戦以外のタイトル獲得も目指して補強を敢行。今季も優勝争いの先頭を走ると目されているが…。

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今シーズンのJ1リーグは川崎フロンターレが中心になって展開していくだろう。天皇杯王者とJ1リーグ優勝チームが激突するゼロックス・スーパーカップでセレッソ大阪に3対2で敗れ、ACLのグループリーグ初戦も落としたとはいえ、その力はやはり国内トップクラスだ。

シルバーコレクターと言われていた川崎が、去年ようやく攻撃的なパスサッカーで得点を奪って勝ち切りJ1で優勝した。そこで掴んだ自信は大きいはず。今年、それをどう継続しパワーアップするかが連覇のカギになるだろう。

パワーアップに関しては、大久保嘉人がFC東京から復帰し、横浜F・マリノスから齋藤学を獲得した。鹿島からFW赤崎秀平も獲得しているし、攻撃陣に関しては十分な戦力を揃えたといえる。この補強から、川崎のリーグ戦、カップ戦、ACLの3冠を狙う本気度が伝わってくるね。

中盤は三好康児が札幌へ、板倉滉(こう)がベガルタ仙台へレンタル移籍したけれど、これは試合経験を積ませる狙いがあるだろう。近い将来、彼らは川崎に戻ってきて主力になると思う。他にも森本貴幸、ハイネル、狩野健太、大塚翔平といった選手がチームを去ったけれど、クラブを出た選手よりも、獲得した選手のほうがレベルは高いと言っていいんじゃないかな。

ただ、これで万全かといえば、3冠を狙うためには、さらにFWを獲得したいところではあるよね。FW陣は昨シーズン、得点王とMVPに輝いた小林悠が中央に構えていて、そのバックアップの大久保は35歳のベテラン。赤崎が川崎のサッカーにすぐにフィットできるかどうかは未知数だ。できれば、もう1枚、強烈な外国人がいれば、故障者が出たり、小林が出場停止になったりしても安泰というところだろう。

トップ下には、今年も中村憲剛が健在。ボランチにはエドゥアルド・ネットと大島僚太が入るけれど、中村が抜けた場合には森谷賢太郎がボランチに入って、大島がトップ下に入ることもできる。

または、大久保をトップ下で起用する手もあるよね。去年まで在籍したFC東京ではトップ下は厳しかったかもしれないけれど、川崎ならパスサッカーの連動と周囲のサポートがあるから、パスをはたいて、そのままゴール前に走り込んで得点を狙うことだってできる。そういう周囲の“お膳立て”が充実しているのが、川崎のスタイルだからね。


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