週プレNEWS TOP 連載コラム 古賀政経塾!! 経済再建のため受け入れは避けられない──優秀な外国人労働者を日本に定着させるためにやるべきこと

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経済再建のため受け入れは避けられない──優秀な外国人労働者を日本に定着させるためにやるべきこと

[2018年03月10日]

「日本はいまだに外国人を単純労働の調整弁として扱っているにすぎない」と指摘する古賀茂明氏

人材不足に苦しむ日本の企業にとって、外国人労働者の受け入れは避けられない課題だ。

前回に引き続き、『週刊プレイボーイ』でコラム「古賀政経塾!!」を連載中の経済産業省元幹部官僚・古賀茂明氏が、外国人労働者の受け入れで注目する企業の取り組みを紹介する!

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先週、ベトナム人技能実習生を低賃金労働者でなく自社の将来を担う高度人材として育て、業績をアップさせている北海道士別(しべつ)市の「かわにしの丘 しずお農場」を紹介した。

同農場はベトナムで評判になり、実習希望者が殺到するだけでなく、同国屈指の理系校・ダナン工科大卒のエンジニアまでもが就職を希望するなど、現地でも注目されている。

人材不足に苦しむ日本の企業にとって、優秀なアジアの人材確保に成功したしずお農場の経験は参考になる。ベトナム人はしずお農場のどんな人材育成法に引かれているのか。

ひとつは日本語を習得するための手厚いサポート体制だ。しずお農場は経営者自らが日本語教師養成学校に通い、実習生を対象に就業後、「夜間日本語教室」を自社内に開いた。しかも、日本語検定の取得級数が上がるごとに、給与を上げるインセンティブをつけた。これにより、実習生たちの日本語能力は急速にアップし、日本語で運転免許を取得。日本人同僚との協業効率もどんどん上がった。

経営者の今井裕さんによると、しずお農場の日本語教育の充実ぶりを知った市内の企業から、「ウチもやりたい」との要望が相次ぎ、昨年末には正規の日本語学校をオープンさせたとのこと。

「しずお農場」は給与面においても優秀だ。月収10万円足らずの実習生が少なくないのに、ここの実習生の賃金は大卒初任給並みの20万円。寮費・食費などを差し引いても16万円を超える。ベトナムの実家に月10万円の仕送りをして、2年で家を建てたという者もいる。また、寮には無料Wi-Fiが導入され、実習生がベトナムの家族とLINEで自由に交信できるようにするなど、こまやかな配慮も欠かさない。

「実習生を働く仲間として処遇したいだけ。いずれ奨学金を出して、日本の夜学に通わせたい」と、今井さんは言っていた。


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