1994年生まれ。宮城野部屋所属。身長169cm、体重91.1kgは現役の関取最軽量ながら、史上最速タイのスピード出世で十両昇進。躍進が期待されるイケメン力士だ

11日、初日を迎えた大相撲三月場所。

昨年11月から、一連の傷害事件の話題ばかりがクローズアップされ、本来の土俵の話題が置き去りになっていた感が否めない相撲界。そんななか、爽やかな笑顔を見せるのは、今場所新十両に昇進した炎鵬晃(えんほう・あきら)、23歳だ。

169cm、91・1kg。現在、関取(十両、幕内)の平均身長が183cm、体重が160kg強のなか、あまりにもコンパクトな体格である。

それでも、5歳の頃から取り組んできた相撲を大学4年生まで続け、白鵬からのひと言で力士になることを決意したのは、昨年1月のこと。

翌2月、白鵬の内弟子として相撲界に足を踏み入れた炎鵬は五月場所から21連勝という快挙を見せ、所要6場所のスピード昇進で十両に。

「昇進の知らせを聞いてもピンとこなかったです…」

語り口こそ初々しいが、相撲っぷりは派手で大胆。多彩な技を繰り出すことから、「ひねり王子」の異名も持つ。

浪速の春、炎鵬の炎がヒートアップする。

「小ささはハンデじゃない!」炎鵬インタビューは『週刊プレイボーイ』13号(3月12日発売)にてお読みいただけます!

まるで大人と子供ほどの体格差がありながら、稽古で横綱・白鵬に必死で食らいつく炎鵬

(取材・文/武田葉月 撮影/ヤナガワゴーッ!)