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不当な韓国産イチゴで年間40億円以上の損失! 国産フルーツ品種の盗まれ放題な実態

[2018年03月20日]

イチゴのほかにもマスカット、サクランボなど多数の品種の流出が確認されている *写真はイメージです

日本の誇るおいしいフルーツの海外流出が止まらない! 生産者が苦労して開発した優良品種を、無断で持ち出し、さらには名産品として大々的に売り出したりもする。そんな被害が相次いでいるというのだ。腹立たしい実態に迫る!

* * *

平昌(ピョンチャン)五輪で銅メダルを獲得したカーリング女子日本代表のメンバーが、その翌日の記者会見でハーフタイムでの栄養補給、通称「もぐもぐタイム」で食べた韓国のイチゴについて触れ、「ビックリするぐらいおいしくて、お気に入りでした」と語った。

彼女の発言自体にはなんの他意もなかったのだが、メダル獲得の数日後に行なわれた政府閣議の後、齋藤健農林水産相が「(韓国のイチゴは)日本から流出した品種をもとに韓国で交配されたものが主だ」と指摘、日本の優良品種が無断流出しないよう、海外での品種登録などを積極的に進める必要性を訴えるという事態にまで発展した。

カー娘が絶賛した韓国産イチゴの代表は、「雪香(ソルシャン)」「梅香(メヒャン)」といった品種。だが元をたどれば、雪香は「章姫(あきひめ)」(日本の個人が開発)と「レッドパール」(同)をかけ合わせたものだし、梅香は「栃の峰」(栃木県が開発)と「章姫」を交配させて生み出された品種なのだ。

しかしそういった日本の品種は、日本から勝手に持ち出されたり、不当に韓国で栽培が普及したものだ。

フルーツビジネスジャーナリストで、果物専門店「水菓子 肥後庵」の代表でもある黒坂岳央(くろさか・たけお)氏が言う。

「例えば章姫とレッドパールはそれぞれ1996年と98年、韓国の農業研究者など特定の相手にどうしてもと請われ、韓国ではその相手だけが特定の期間、有料で栽培できるという契約の下に苗が譲り渡されました。にもかかわらず、なぜか契約とは無関係な韓国内のほかの農家間でも爆発的に広まり、栽培されるようになりました。栽培コストの安さもあり、これらの品種は一時、こともあろうに日本へ輸出もされていたのです」

当然、章姫やレッドパールの開発者は苗を譲った韓国の契約相手に抗議した。しかし相手は「自分は、韓国国内の誰にも苗を譲ったり売ったりしていない。自分の知らないうちに広まってしまった」と、シラを切るばかり。

「不当に広まってしまった章姫やレッドパールの韓国農家に対しては契約が存在しないため、日本の開発者はロイヤリティ(品種使用料)を取ることもできません。そこで開発者は、ロイヤリティを払っていない韓国産のレッドパールや章姫の輸入差し止め訴訟を起こすことなどで対抗したのです」(黒坂氏)


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