人間ドックをテーマにした新連載で、つの丸先生(中央)がマンガにも登場する麻生周一先生(左)、うすた京介先生(右)らと赤裸々トーク!

『たいようのマキバオーW』の連載終了から約1年、つの丸先生の待望の新作マンガが配信スタート! 今作の題材はなんと人間ドック!?

そこで、このマンガに登場する、うすた京介先生(『フードファイタータベル』)、麻生周一先生(『斉木楠雄のΨ難』)にも集まっていただき、緊急座談会を開催した!

* * *

―新作は意外にも体験ルポマンガということですが、どういった経緯で?

つの丸 『たいよう…』の連載が続いた約10年間、その間ずっと体調が悪かったんです。だから連載が終わったら絶対に人間ドックへ行こうと思っていたけど、やっぱり手続きとか面倒くさい。「誰かやってくれないかなぁ」と思ったのがきっかけですね。

うすた ひどい話(笑)。

つの丸 それで、ちょうど赤塚賞(集英社が主催する少年向けギャグマンガの新人賞)の審査会があったので、みんなに声をかけて。

麻生 ひとりでは絶対に行かないから、いいきっかけでした。マンガ家はみんな行きたいと思っていますからね。

―つの丸先生は、エッセイマンガは初めての試みです。

つの丸 今回は一切紙を使わず、すべてデジタル(iPad)で仕上げました。どこでも持ち運べるので、リビングで犬を抱きながら描いたり。これはもう大発明ですよ!!

―連載していると「筋肉が落ちる」と聞きましたが。

つの丸 ほとんど動かないもん。食事とトイレくらい。連載中は一日100歩くらいしか歩かない日もあったし。

うすた 僕なんて、ドライヤーをかけるだけで腕がパンパンになります(笑)。

つの丸 それ、すごいな。麻生くんは運動しないでしょ?

麻生 実は、人間ドックを受けた後に、すぐエアロバイクを買いましたよ。

―おおっ、すごい!

麻生 ただ、最初の2日に10分こいだだけで、今は電源すら入れてないですけど(笑)。

うすた 僕はサンドバッグを買ったけど後悔してる。

―麻生先生は『斉木楠雄(さいきくすお)のΨ難(サイなん)』が連載終了されたばかりで、大きく生活が変わったんじゃないですか。

麻生 そうなんですが、むしろ連載終わってからのほうが動かなくなったし、たばこの量も増えました。相変わらずまったく野菜を食べず、肉中心の食生活ですし……。

―作中では、つの丸先生が救急車で運ばれるエピソードがありました。

うすた 僕も一度、救急車を呼んだことがあります。ちょうど『フードファイタータベル』の1話目の原稿を上げた日の夜です。久しぶりの原稿だったので、完成まで1週間以上かかってしまい、疲れがたまっていたのか……。

―どんな症状でした?

うすた 急におなかに激痛が走って、トイレに行ったんですが何も出ない。そのままトイレで気を失いました。結局、逆流性の急性腸炎で、入院はしなかったんですが、血便が出てこれはヤバイなと。

つの丸 俺も腸炎だったけど、意識はハッキリあったなあ。マンガに描いたのは全部本当の話。ケツ丸出しのまま、救急隊員に「(ウ○コを)出しきってください!」って言われましたから。

(取材・文/押野典史 撮影/武田敏将)

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