公平性のためにもリクルートスーツのままがいいという加奈子ちゃん

神保町☆女子大生Cafe」第85回。現役女子大生たちが、旬で話題の流行りネタについて言いたい放題のから騒ぎしちゃいます!

3月に就職活動が解禁となり、街中でリクルートスーツに身を包んだ学生の姿を見かけるようになってきました。そんな中、朝日新聞社採用チームのツイッターで投稿された、あるツイートに注目が集まっています。

内容は「各社の採用担当者のみなさん、『リクルートスーツで来なくていいですよ』と共同宣言しませんか?」というもの。これが反響を呼び、5200回以上もリツイートされ、コメントには様々な意見が飛び交っています。

そこで今回のテーマは、「就活のリクルートスーツ廃止に賛成? 反対?」以前から就活生を悩ませている“私服とスーツ、どちらがいいのか”問題で、現役JDたちの見解は?

「私はリクルートスーツ廃止の賛成意見と反対意見、どちらもあります。賛成意見としては、私服なら堅くなりすぎないため、ありのままの自分を話せるという点。反対意見は、服装を採用基準にしていないとはいえ、採用する人も人間なので服装の好みはあるという点です。ただ、どちらかというと採用を公平にするためにもリクルートスーツのままでいい気がします」(加奈子ちゃん・北里大学2年・20歳)

「これまで通り、リクルートスーツでの面接がいいと思います。特に就活生は1日に何社も受けたりするので、私服の会社があったりスーツの会社があったりすると結構大変。私服OKになったら、『これを身につけてたらダメかな?』とか『どこかで見分けているのかな?』と逆に考えてしまうので、全員統一であるリクルートスーツのままでいいんじゃないかな」(菫ちゃん・跡見学園女子大学3年・21歳)

「リクルートスーツ以外での採用試験はあってもいいと思います。すべての企業がそうあるべき!とは思わないけれど、アパレル系の会社や普段、私服でお客様の前に立つような会社なら、どのような感じかも見ておくべきなんじゃないかな。とはいえ、どんな服を着たらいいのか考えすぎて、結局シンプルなオフィカジスタイルに落ち着いちゃいそう」(彩佳ちゃん・大妻女子大学3年・21歳)

「リクルートスーツ以外での採用試験に反対です。私はあまりファッションなどに詳しくありません。だから、もしも面接の時、隣にオシャレな人がきてしまったらすごい不安になります。リクルートスーツだと無個性かもしれないけど、その分、質問に対する回答や仕草などの面をきちんと見てもらえそう」(沙也加ちゃん・立教大学2年・20歳)

「リクルートスーツ以外での採用試験はありだと思います。以前、TVでお風呂に入りながらや釣りをしながらの面接など、変わった採用試験が紹介されているのを見ました。就活生としても採用試験が他社と違っていたりすると興味が湧くと思います。また、企業側としても新しい採用試験の仕方は多少でも刺激になるんじゃないかな」(美樹ちゃん・明治大学3年・22歳)

試験官の好みを心配する声も

「リクルートスーツで来なくてもいいというのは私服に限定しているわけではないから、私服にしたらいいのかリクルートスーツで行くべきかとそこでまず迷ってしまいます。企業側としたらそこまで重要視していない事かもしれないけれど、就活中の人にとってはどちらを着るか考えるのにも神経を使ってしまいそう。なので、これまで通り、リクルートスーツ統一のほうがいいと思います」(珠帆ちゃん・専修大学1年・19歳)

「もし私服でもいいと言われたとしても、私は白のブラウスにパンツやキレイめなスカートなどリクルートスーツと大して変わらない格好で行くと思います。いくら私服可能といっても、学校に行ったり友達と遊ぶ時と同じような服では、いくらOKだとしてもさすがに行けないな」(由紀ちゃん・東洋大学2年・21歳)

「リクルートスーツでなくてもいいという採用試験があってもいいと思います。もし自分が受ける気はないとしても調べてみたいし、興味も持てます。最近では様々な採用試験のあり方があって、企業も話題として取り上げられるし、私は賛成です!」(若菜ちゃん・青山学院大学2年・21歳)

「採用試験はリクルートスーツのままでいいと思います。リクルートスーツだと無個性だからと言って私服で採用試験を行なわれても、試験官の好みもあるだろうし…。もう少し違うところで個性を出せるようにしてもらいたいです」(愛星ちゃん・獨協大学2年・20歳)

「最近では採用試験のやり方をその企業独自のやり方で行なったり、今までと違ったやり方が出てきていると聞いたことがあります。私服での採用試験もリクルートスーツよりもリラックスして行なえるのでいいのではないかなと思います。でも私は普段、個性的なファッションなので、普段通りの服では行けないかも」(明日香ちゃん・法政大学3年・21歳)

意外と、スクルートスーツ廃止に賛成!という声はあまり聞かれませんでした。私服OKと言われても、普段着てるようなラフすぎたり個性的すぎたりするファッションは浮いてしまい、結局、ビジネスに合うオフィスカジュアルに落ち着いてしまうとの意見が多く寄せられました。

結局のところ、私服を指定された就活生でも、企業のカラーに合った無難なファッションを選択するのが正解という認識のよう。でも、意外と?彼女たちもこの話題についてはいろいろな見方でしっかり考えているのだなという印象でした!

(取材協力/株式会社KIRINZ)