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味よし、香りよし。世界初の人工栽培 に成功した「バカマツタケ」

[2018年04月11日]

見た目、香り、大きさもほぼ“マツタケ”な「バカマツタケ」

バカマツタケの人工栽培に初めて成功!」

そんなニュースが飛び込んできたのは今年2月末のこと。3年前から国の森林研究・整備機構と共同で研究を進めていた奈良県森林技術センターが、世界で初めてバカマツタケの人工栽培に成功したというのだ。

なんとこのバカマツタケ、味も香りも“ほぼほぼマツタケ”だとか!

■バカでもうまい、バカでも香りよし

頭に「バカ」がついているからと侮るなかれ。バカマツタケは高級食材のマツタケの近縁種で、香りはマツタケよりも強く、味も「食べ慣れた人でなければ違いがわからない」という。

しかも、今回の技術は将来マツタケに応用できる可能性もあるとか。実現すればマツタケが庶民のものになる日も近い!? というわけで、奈良県森林技術センターの河合昌孝森林資源課長を訪ねてみた。

―そもそも、どうして“バカ”マツタケという名前なんでしょう?

河合「マツタケはアカマツの林に生えますが、バカマツタケは広葉樹林で育ちます。また、生える時期もマツタケより半月ほど早い。場所も時期も間違えるから、バカなマツタケ=バカマツタケと呼ばれているという説があります」

―バカなのにおいしいんですか?

河合「バカでもおいしいです。奈良県内では市場には流通せずに、ほとんどが地元消費されてました。私も以前、出張で泊まった県内の宿で食べたことがあったんですが、正直、味の違いはわかりませんでしたね(笑)」

―専門家でも味の違いがわからないとは!「ニセマツタケ」とか「マツタケモドキ」というキノコもありますが、それとも違います?

河合「ニセマツタケはおいしいですが、マツタケの香りはほとんどしません。マツタケモドキも香りがせず、熱を加えると色が黒くなって見た目が悪くなります。その点、バカマツタケは香りがマツタケよりも強く、味もおいしい」

―マツタケも奥が深いですね! 今回の人工栽培成功はそんなにすごいことですか?

河合「すごいことです! バカマツタケやマツタケのような『菌根性キノコ』は、生きた木の根っこと共生します。しかし、この共生関係を人工的に作ることが非常に難しかったんです。

まず、菌の塊を作るのが難しくて試行錯誤しました。何度も失敗を重ね、ようやくうまくいったのが、今回特許申請した技術です。その菌の塊を山に持っていって増やすのですが、この段階でも10回以上失敗しています」

奈良県森林技術センター・河合昌孝さん。 32歳でキノコ担当になって今年で25年目。これまで誰も成し遂げられなかったバカマツタケの人工栽培に成功したマスター・オブ・キノコ。それだけによほどのキノコ好き(バカマツタケバカ!?)かと思いきや、「好きか嫌いかと言われたら、まあ好きなほうです(笑)」と案外、控えめ

奈良県森林技術センター・河合昌孝さん。
32歳でキノコ担当になって今年で25年目。これまで誰も成し遂げられなかったバカマツタケの人工栽培に成功したマスター・オブ・キノコ。それだけによほどのキノコ好き(バカマツタケバカ!?)かと思いきや、「好きか嫌いかと言われたら、まあ好きなほうです(笑)」と案外、控えめ


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