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その名は、こうじょう雅之! 『スター・ウォーズ』から『ウルトラマン』まで“武人画”のオファー殺到ーー異色の素顔とは?

[2018年04月14日]

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元甲子園球児、理美容師、トラックドライバー…と、武人画師になるまでの異色の経歴を語るこうじょう氏

元甲子園球児、理美容師、トラックドライバー…と、武人画師になるまでの異色の経歴を語る、こうじょう氏

出身は京都府宇治市。京都市・三条にギャラリーを持つ。今から22年前の夏には滋賀県の強豪・近江高の野球部員として甲子園球場にいた。小学1年から野球ひと筋、キャッチャーひと筋。高3の最後の夏に夢を叶えた。

が、彼のポジションは黒土の上、ではなくアルプス席。右手に持つのはメガホンではなく、1本のペン…「応援グッズに監督や選手の似顔絵を描くのが当時の役目」で、県予選時には“絵がウマい名物部員”として地元・びわ湖放送に取り上げられた。

そんな経緯もあって、甲子園でもTV局のアルプスリポートでスポットが当たり、「応援と似顔絵、気持ちはどちらに向いている?」とマイクを向けられると「絵が8割っス!」とドヤ顔で答えた。本人的には「ギャグのつもり」が伝わらず、「全国放送で千切れるぐらい、スベッた(笑)」と高笑いする。

関西人らしく、しゃべりは達者で声もデカい。体重100kg超の体躯も加わって“豪快な男”の印象を受けるが、「万年補欠」の中・高6年間を乗り切れたのもフォア・ザ・チームの精神があったから。地方予選で初戦敗退した高3の春からは「ベンチ入りしたいとか言うてる場合ちゃう!」とミットを捨て、選手のボディケアやタイムキーパー、グランド管理、応援グッズの制作…と自ら進んで裏方に回った。

高卒後は20歳で結婚。トラックドライバーとして京都と名古屋を往復する多忙な日々を送りながらも絵は描き続けた。友人や同僚に借りた古着のデニムに筆とアクリル塗料で昇り竜を描き、和柄のデニムに再生。これが職場や友達界隈で評判を呼び、1枚5千円ほどの副業になったが、所内トップの営業成績が買われて26歳で営業所長に抜てきされると「絵を描く時間も気力もなくなった」という。赤字の営業所を立て直してほしいとの社の期待も重荷になった。

所長時代、ふた言目には会社への不満が出る職場で自分の給与を公開。「全従業員と腹を割って話し、個人の良いところを伸ばして、足りない部分はチームで補い合う“野球部”のような組織を作った」。この職場改革を追い風に数年で業績は黒字に改善。31歳で会社役員に出世し、33歳で幼なじみの女性との結婚も決まって順風満帆な日々を過ごした。

だが、次第に「このままでええんやろか」との思いに駆られるようになる。中学の卒業アルバムには『将来の夢はプロ野球選手か絵描き』と書いていた。野球の夢はとっくに捨てたが、「絵描きを仕事にできたら最高やろな」との思いは漠然と残っていたという。

ある日、家でTVを観ていたら、井上雄彦氏が墨で宮本武蔵を描くカップヌードルのCMが流れた。彼にとっては「衝撃的な30秒」となり、「これや!」と思って翌週には会社に辞表を提出。「同僚に笑われ、両親にはブチ切れられた」というが、妻には「頑張り」と言われ、義父には「飯ぐらい食わしたる。その代わり、5年は続けろ」と背中を押された。

こうじょう雅之の作品、真田之村公

こうじょう雅之の作品、真田幸村公


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