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その名は、こうじょう雅之! 『スター・ウォーズ』から『ウルトラマン』まで“武人画”のオファー殺到ーー異色の素顔とは?

[2018年04月14日]

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インタビュー中、10分程度でさらっと武人を描いてみせた

インタビュー中に武人を描いてみせた、こうじょう氏。完成までの制作時間は8分程度

独立後、しばらくは似顔絵で日銭を稼いだが、ライブアートの舞台はもっぱら、家の近所の画材店のレジ横。店主に練習場として提供してもらっていたそうで、数ヵ月後に催事スペースでライブを催す機会をもらった。だがその日、30人ほどの客前で宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘シーンを描き、客席を振り返ったら「客はひとりしかいなかった」という。

理由は明白で「描き上げるのに90分もかかっていたから」。大先輩である墨絵のライブアートの第一人者・茂本ヒデキチ氏なら「たった15分で描く」。そこに追いつけ追い越せと、自宅や画材店で本番さながらの練習を反復し、近所の居酒屋に頼み込んで、酔客を前に武人を描くミニライブを月1回開催。これを2年間、継続した。

すると作業時間は60分、20分と短縮され、見る側に「ハラハラ感を」とあちこちに線を入れながら武人を描く技法も確立。レジ横から卒業すると、歴史館や結婚披露宴でのライブの他、都内・居酒屋チェーンの店に武将の壁画を書く仕事が舞い込み、その活動が地元・京都で脚光を浴びるようになる。16年8月には京都市からのオファーで国宝・二条城で史上初のライブアートを敢行した。

だが、当時は「『上手い』とは言われるけど、先輩方に比べればまだまだアマチュアの絵」。そう話す彼にとってのターニングポイントは、浮世絵や江戸木版画の工房『萌生堂』(東京・大田区)の坂井英治代表との出会いだった。

手塚作品やドラえもんなど人気の題材とコラボさせながら、江戸の伝統工芸を継承する事業に取り組む工房で、知人を介して坂井氏と会う機会を得ると、自分を売り込むプレゼン用に数日をかけて新作を描き下ろし、会合の場に持参。坂井氏から「粗いな、でも面白い」との評価を受け、萌生堂に所属することとなった。

これが独学で技を習得してきたこうじょうにとって、「きちんとした目を持つ方にジャッジしてもらえるようになったことで、作品としての質の向上に繋がった」という。その初仕事は大河ドラマ『真田丸』の公式カレンダーとポストカードのデザイン。これを16年9月に発表した3ヵ月後には、映画『スター・ウォーズ』の仕事が舞い込んだ。

それは、義父と「5年は続ける」と約束した最終年のこと。画材店のレジ横から、わずか5年で一気にメジャーの舞台に駆け上がったこうじょうはその時、こう思っていた。

「ボクの絵が批判されるのは受け止めますが、映画やドラマの原作者がファンの方から『なんでこんな仕事を許したの?』と思われると申し訳ない。そこを思うとプレッシャーでしかありませんでしたが、これでもし自分がダメになってもまたトラックのハンドルを握ればいい。そう考えたら気持ちが少し楽になって、筆を持つ覚悟が固まりました」

こうじょう氏の作品『ウルトラマン』

こうじょう氏の作品『ウルトラマン』


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