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その名は、こうじょう雅之! 『スター・ウォーズ』から『ウルトラマン』まで“武人画”のオファー殺到ーー異色の素顔とは?

[2018年04月14日]

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昨年、銀座のギャラリーで開催した個展のメインビジュアルとして発表した『宮本武蔵vs.吉岡一門』の決闘シーン

昨年、東京・銀座で開催した個展のメインビジュアルとして発表した『宮本武蔵vs.吉岡一門』の決闘シーン

額装用のマットもキャンバスに大胆な構図が特徴のこうじょうの代表作、『武田信玄公』

額装用のマットもキャンバスにする大胆な構図が特徴の代表作『武田信玄公』

『真田丸』と『スター・ウォーズ』――ふたつのビッグプロジェクトを成功させた今、百貨店の催事場などで個展を開く機会も増えている。そこでは通常は保護のために使用される額装用のマットまでキャンパスにする大胆な構図が話題を呼んだ。

「時代や常識の枠に収まらない武人を表現するにはどうしたらいいかと考えていた時、あるイタリア料理店で出された料理がアンダープレートにまでソースで装飾されていて、感動を覚えました。そこからヒントを得て、マットも全部使って、枠からはみ出す武人を演出しようという今のスタイルが出来上がりました」

ここまでインタビューが始まって2時間を越えているが、「まだまだ喋らせろ」とばかりに次から次へとエピソードが出てくる…その旺盛なサービス精神が彼の真骨頂だ。

「ボクは“覚悟”をテーマに武人画を描いているつもりですが、作り手側のコンセプトなんて所詮、自己満足だし、押し付けるものじゃない。お客さんが絵を見て感じたことすべてが正解で、アートもサービス業のひとつ。サービスマンとしてお客さんを楽しませようという気持ちは絶対になくしちゃいけないと思っています」

現在は宇治市の観光大使も務め、「平等院とお茶の一辺倒だった故郷をもっと盛り上げたい」と、全く新しい形のライブアートを構想している。その内容も明かしてくれたが、ここではあえて伏せておく。おそらく、茶摘みの時期を迎える頃に話題になるはずだ。

最後に、こうじょうはこんな思いを口にした。

「絵描きになると言った時、『そんなん絶対ムリやん!』って何人かの人に笑われました。だから、子どもや学生にとってのそんな“絵描きの未来”を変えたいと思ってるんです」

その思いは道具にも表れている。仕事で使う筆は「小学生の頃、習字の授業で使っていた筆」、墨入れは「家の台所にあった計量カップ」。こだわっているのは「子どもが少し小遣いを貯めれば買えるような道具」なのだという。

そして、「これは宝物」と画材バッグから1枚の落書き帳を取り出した。昨年、京都で開催したライブアートで織田信長を描いた日、イベント終了後に小学生の男の子から手渡された紙だという。そこには鉛筆で描かれた信長の絵に『こうじょう先生 がんばってください』との文字…。

「前にボクが描いた絵を見て、構図も線もマネて描いてくれてるんです。めっちゃウマいでしょ? その子はこの紙を『おっちゃん、カッコええな』と言って渡してくれました」

かつて、井上雄彦氏に憧れて武人画師になったこうじょう自身が、今では憧れを抱かれる存在になっている。“子どもたちにとっての絵描きの未来を変えたい”。常に持ち歩いているという落書き帳の1枚が、その原動力になっている。

(取材・文/興山英雄 撮影/利根川幸秀)

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武人画師 こうじょう雅之公式サイト
1978年7月、京都府宇治市生まれ。筆者とは中学時代に所属した硬式野球チームのチームメイトでもある。2014年より本格的に水墨画で描く武人画アーティストとして活動を開始。作品は武人画公式販売サイト『COLLAB JAPAN』、デビルマンやガッチャマンなどのアニメとのコラボ作品は『ウルトラJ』でも閲覧できる。

武人画展『SOUL OF JAPAN』開催
プロデビュー5周年記念イベントとして、4月27日~5月14日、東京・銀座G735 Galleryにて(4月30日~5月3日と火曜は休館)。全作描き下ろしの20~30点を展示するほか、5月5日午後にはライブアートも開催。詳細は公式サイトまで。


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