週プレNEWS TOP ニュース エンタメ 平成という時代を生きた30歳に独占直撃!【第1回】川谷絵音「人生のピークは…8歳かなぁ」

ニュース

平成という時代を生きた30歳に独占直撃!【第1回】川谷絵音「人生のピークは…8歳かなぁ」

[2018年04月14日]

川谷1_6

それでも、川谷はバンドだけは大切にしていた。

バンドしかやることがなくて。生き甲斐っていうか。自分の曲を信用してくれる人とは一緒にやろうしてました。とはいえ、バンドもライブするにはお金を払わないといけないし、チケットのノルマもあるし、演奏は上手くいかないし、お客も来ないし、バイトはクビになるし。塾の講師のバイトをしてた時は…塾に来れば大丈夫だというバカげたやつらがいっぱいいたんですよ

事の始まりは、生徒が電子辞書で英単語を引こうとしたことだった。

紙の辞書で引けと言ったのに、電子辞書で引こうとするんです。しかも、引こうとしてたの、studyですよ? 電子辞書も使い方がわかってなかったし、だったら紙の辞書でSから引けばいいのに。という感じで、注意したら生徒が泣いちゃった。それで親からクレームが入って。塾長に呼ばれて、生徒の親と生徒と俺とで話をしたんですけど…親の論点が『子どもを泣かした』ことになって、どんどんズレていくんですよ。

だから俺、『子どももアホだけど、その子どもを作り出したのはあなただ。環境がよくない』と親に言って。で、塾長の前で『こんな塾に通わせたところで、大学生が講師してるんですよ?』と言ったら、クビになって。

俺は一生懸命やってたんですよ。でも、他は中学生なら教えられるだろうってレベルで、片手間にやってる大学生ばっかりだったから言ったんですけど。そこで社会では正論が通じないことに気づいたのは、よかったですけどね

繊細で不器用。だからこそストレートにしか言えない、川谷の人物像の輪郭が浮かび上がるエピソードだ。

それにしても、不思議なことがある。鬱屈として、自ら人を遠ざけるようにしながらも「バンドは生き甲斐」と、ソロを選択しなかったことだ。

ひとりは寂しいじゃないですか

そして、回していた赤ペンを左手で軽く握り、その手に右手を重ね、ひと呼吸置いてから言葉を続けた。

なんだかんだ、やっぱり俺、バンドが好きで。みんなとやりたい。今はソロでもパソコンとかでなんでもできちゃう時代になりましたけど、メンバーで音を合わせて曲を作っていくっていう古典的な楽しみは、家でひとり音楽を作ってるだけじゃ得られない。

それがバンドの魅力で、だから今も続けられる。俺にとって、何事にも替え難いものなんです

この思いとは裏腹に、22歳当時はバイトもクビになり、バンド活動も思うようにならなかった。就職活動にもヤル気を見出せず、「なんとなく大学院に行こうと思ったら、推薦がとれた」ことで、モラトリアム期間を延長した川谷。彼の才能が開花するのも、鬱屈とした人生に光明が差すのも、もう少し先ーーゲスのメンバーと出会ってからだった。

●後編⇒平成という時代を生きた30歳に独占直撃!【第1回】川谷絵音「あのことを美しい経験にしたくない」

(取材・文/渡邉裕美 撮影/鈴木大喜)

川谷1_4

川谷絵音KAWATANI ENON
1988年12月3日生まれ、長崎県出身。ヴォーカル、ギタリスト、作詞作曲家、プロデューサーとして活躍。ギタリスト・ichika率いるInstrumental Band、ichikoro(イチコロ、担当:ギター)にも参加。ジェニーハイのデビュー曲「片目で異常に恋してる」配信中。6月22日、ゲスの極み乙女。ワンマンライブ「乙女は変わる」をNHKホールにて開催。詳細は公式HPにて


ジャンプ50周年展VRはこちら!

連載コラム

Column

連載コラムを見る

Back Number

  • Jun 4th 2O18 no.23
  • May 28th 2O18 no.22
  • May 21st 2O18 no.21
  • May 14th 2O18  no.19・2O

 

Gravure Gallery

もっと見る

MOVIE Channel

【動画】大原優乃、今年もグラビア界を席巻中!!

もっと見る

新刊のお知らせ

  • 浅田真央『また、この場所で』
  • 『週プレ グラビアスペシャル増刊GW2018』
  • 大原優乃『ゆうのだけ』
  • 小宮有紗『Majestic』
  • 『AKB48 水着サプライズ2017』

 

メルマガ会員&アンケート 2018年No.23

メルマガ会員&アンケート グラビアスペシャル増刊GW2018