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北朝鮮が親米国家になる日ーー森友問題で大騒ぎする間に進行する“恐ろしいシナリオ”

[2018年04月14日]

鈴木宗男氏(左)と佐藤優氏が米朝首脳の動向を分析する!

鈴木宗男・新党大地代表と、元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏による対談講演会「東京大地塾」

確実に現実味を帯びてきている、アメリカと北朝鮮の首脳会談、そして韓国と北朝鮮による南北首脳会談。トランプと金正恩が手を打てば、予期せぬことが起こりうると、佐藤氏が前編「日本にとって大変な外交敗北とは?」に続き、警告する。

* * *

佐藤 それから、トランプはこの会談を「ネゴシエーション(=交渉)する」とは言わずに「ディール(=取引)する」と言っているでしょ。ネゴシエーションというのは、こっちと相手に主張があって、徹底して議論して折り合いをつけるもの。一方でディールは「俺はこれをやって、おまえはこれをやる。それを足して2で割って取引しようぜ」といったことを意味します。

では、米朝会談が実現すれば、どんな展開が待っているか。トランプが金正恩と会った時点で「成功」となります。なぜなら、トランプが企画・立案した米朝会談を、トランプが実行して、トランプが評価するからです。そうしたら、その評価というのは「成功」か「大成功」しかない。だから、米朝会談が成立すればアメリカは妥協して両国の関係は良好になる。それしかないんです。

鈴木 この展開を、ロシアはどういうふうに見ているでしょうか。ロシアと北というのは、歴史的に見ても深い関係にありますよね。

佐藤 ロシアは困ったことになったなと思っているはずですよ。6ヵ国協議(北朝鮮の核問題について対話による解決を目指す協議。北朝鮮、中国、アメリカ、韓国、日本、ロシアの外交当局者間で行なわれる)の枠組みの中で、ロシアは北東アジアにおける一定のゲームルールを決めていきたかったのですが、不安定性の高いトランプと金正恩がふたりで何かを決めるとなると、想定できないことがかなり発生するかもしれない。

まず、万が一米朝会談が決裂した場合は軍事行動が起きかねない。逆にうまくいった場合、アメリカ企業が徹底的に北朝鮮に進出することになる。すでにアメリカは、ロシアや中国と同様に中東やアフリカの独裁国家と良好な関係をいくらでも持っていますから。

急に北朝鮮がアメリカの友好国になってしまえば、北朝鮮とアメリカでロシアに対抗していくことになる。そうなると、ロシアにとっては面倒くさい。だから、急激な変化は困るというのが、ロシアの本音だと思うんです。そしてそういう変化を作り出すことができるのがトランプの怖さなんですよね。


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