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攻撃的か守備的か――目指すサッカーが曖昧な西野新監督の追求するスタイルは?

[2018年04月14日]

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日本代表の指揮官に就任した西野朗新監督

ヴァイッド・ハリルホジッチの解任が正式発表されてから3日後。日本代表を率いてロシアW杯に挑むことになった西野朗新監督の就任記者会見が4月12日に行なわれた。

日本代表監督という大役を引き受けることを決意した西野新監督が、一体どのようなコンセプトの下、どのようなサッカーで本番に挑もうと考えているのか? そこがこの就任会見における最大の注目点だった。

しかし、今回の会見で西野監督が発した言葉からそれを具体的にイメージすることはできなかった。耳障りこそ悪くはないが、そのほとんどが雲をつかむような話に終始した印象は否めず、目指すサッカーも曖昧(あいまい)なままだった。

もちろん、今回の監督就任に至るプロセスが極めて異例だったことも少なからず影響しているだろう。西野監督の言う通り、本当に田嶋会長から打診を受けたのが「先月末」だとしたら、2週間弱の間に考えられることは限られてくる。

それこそ、今回の人事が監督のコンセプトやフィロソフィに賛同した上で白羽の矢を立てるという通常の監督選びのプロセスを経ず、いわゆるサッカーの内容は後付けの“緊急登板”だったことを物語っている。

とりわけ印象的だったのは、前任者のサッカーを継承するのか?という質問に対する次のような回答だった。

「この期間で継承していくスタイルもあるが、やはり選手たちにはもっと自分のプレーを求めたい。代表チームでは、自分のクラブでのプレー以上のものが出るはずで、それが代表チームだと思います。

選手がストレートにプレーできるチームを作っていきたいと思います。チームのスタイルや編成については今日、コーチングスタッフを承認していただいたので彼らとも協力して考えていきたい」

さらに、今後のチーム作りについてはこんなことも述べていた。

「今はまず、選手たちが求めるプレーを出させたいし、表現させたいという気持ちです。そういうスピリットのある選手たちを招集して、チームを編成したいと思います」

要するに、スタッフをはじめ、選手たちの考えも聞きながらチーム作りを進めていくということになる。前任者と同じ轍(てつ)を踏みたくないのはわからなくもないが、指揮官としてはあまりにも頼りない姿に映る。

そもそもプロの選手が20人以上も集まれば、サッカーに対する考え方がバラバラであるのは当然のこと。選手のレベルが上がれば上がるほど彼らにも確固たる考え方、フィロソフィというものがある。

当然ながら、W杯で攻撃的に戦ってチャレンジしたいと考える選手もいれば、守備的に戦って勝機を伺いたいと考える選手もいるはずだ。西野監督の就任を受けて、世間が最も関心を抱いているのはその点に尽きるといっても過言ではない。


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