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宮澤ミシェルが西野朗新監督に期待する「ジャパンウェイ」スタイルの構築

[2018年04月16日]

日本代表の指揮官に就任した西野朗監督の戦術について語った宮澤ミシェル氏

サッカー解説者・宮澤ミシェル氏の連載コラム『フットボールグルマン』第42回。

現役時代、Jリーグ創設期にジェフ市原(現在のジェフ千葉)でプレー、日本代表に招集されるなど日本サッカーの発展をつぶさに見てきた生き証人がこれまで経験したこと、現地で取材してきたインパクト大のエピソードを踏まえ、独自視点でサッカーシーンを語る――。

今回のテーマは、西野朗新監督が率いることになった日本代表。W杯まで残された時間が少ない中、どんなチームを構築していくべきなのか、選手選考はどうなるのかを考えた。

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ハリルホジッチ監督が解任されて、西野朗新監督が日本代表の指揮官に就任した。

意見はそれぞれあるだろうが、今は前を向いて進むしかない。W杯本大会まで2ヵ月しかない中で、西野監督がどんな日本代表を作るのか楽しみにしている。

時間がない時に一番つくりやすいサッカーは堅守速攻。西野監督はそこにポゼッションをベースにした攻撃も落とし込めると思うし、モチベーターにもなれる。選手からしても監督が変わったことで、より「日本的なサッカー」がやれるとなれば士気も上がってくるよね。3バックはやることが多すぎるので、おそらくこの状況では選択肢にはないだろう。4バックなら4−2−3−1以外にも4−3−3、4−4−2も相手によって使い分けることができる。

W杯で対戦するコロンビア、セネガル、ポーランドは日本よりも格上。フォーメーションも大事だけれど、西野監督はそれより選手同士の距離感やポストプレー、コンビネーション、サイド攻撃という部分に力を入れるんじゃないかな。

ハリルホジッチ前監督は、そういう部分で選手任せの印象があったけれど、西野監督は出て行くタイミングや場所を細かく詰めていくはずだ。そうやって組織力を高めるーーそれが日本の強みだし、チーム全体のまとまりとしての力が高まれば、アイデアも豊富に生まれてくる。そういうスタイルこそが日本サッカーらしい「ジャパンウェイ」だからね。

時間はないけれど、監督と日本語で会話ができるのは大きいよね。私も現役時代に経験があるけれど、通訳を介して伝えるのはチームがうまくいっている時はいいけれど、歯車が狂い始めると仲介して伝えている間にチーム状況が悪くなってしまうもの。

西野監督は自分の言葉で選手たちにダイレクトに戦術・戦略を伝えられるし、選手たちもこの状況ではそれに応えようと必死に取り組むだろう。ハリルホジッチ体制でのサッカーは個の力を全面に出すものだったけれど、チームが結束すれば組織の中で個人が生きてくるし、プラスαも生まれる。

西野監督が誰を選ぶかは、大枠は決まっているだろう。GKは川島永嗣、東口順昭、中村航輔の3人、DF陣は左SBの長友佑都、右SBの酒井宏樹、CBは吉田麻也、ボランチは長谷部誠。ここに本田圭佑も入ってくるだろう。リーグ戦で力を発揮しているし、あれだけキープして時間を作ってくれる選手は日本には他にいない。

前線は、岡崎慎司がどうなるのか。1トップを考えるなら大迫勇也がいるから杉本健勇との争いになるだろうね。岡崎は高さが杉本よりないけれど、運動量豊富で走り回れる。前から戦えるし、右FWで起用することもできる。そこを西野さんがどう判断するかだね。

岡崎は先発でなくても、ベンチに置いておいてもいい。プレミアリーグでやっている経験値は大きいし、相手も岡崎が出てくれば警戒して身構えるかもしれない。それに岡崎を招集すれば、杉本自身が岡崎よりも勝っている部分はどこだと探すだろうから、さらに杉本が伸びる可能性もある。


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