1991年12月28日生まれ、青森県弘前市出身。慶應義塾大学卒業後、2015年にNHK入局。4月初旬、先輩の杉浦友紀アナ(右)に同行し、熱心にメモを取りながらプロ野球取材のノウハウなどを学んでいた

絶対的なエースだった有働由美子アナがNHKを退局してしまったが、彼女の穴を埋めるべく、次世代の若手アナたちが各番組で活躍を見せている。その代表格が4月から『サタデースポーツ』『サンデースポーツ2020』を担当している副島萌生(そえじま・めい)アナ。

「彼女は2015年に入局し、大分放送局に2年、名古屋放送局に1年在籍した後、この春に東京アナウンス室に配属された。NHKの女子アナはまず地方局に配属され、有望株だけ東京に引き上げられるのですが、それでも通常は30歳前後。彼女はわずか3年で東京勤務になったばかりか、歴史ある看板スポーツ番組のキャスターにも大抜擢(ばってき)された。これは異例中の異例でしょう」(同局関係者)

安定したアナウンス能力が高評価を得ているというが、そのほかにもこんな魅力が。

「人心掌握術に長(た)けているんです。引き継ぎ業務で、番組の前任担当だった杉浦友紀アナとプロ野球関係者に挨拶回りをしたのですが、すぐに打ち解けて場を盛り上げていた。民放の女子アナにも負けないくらいのタレント性があるんですよ」(NHK局員)

そんな彼女は近い将来の大役も約束されているという。

「彼女が番組キャスターに就任するのと同時に『サンデースポーツ』の番組名に“2020”が追加されました。無論、これは東京五輪を見据えてのこと。大きなトラブルを起こさない限り、彼女が東京五輪で中継キャスターを担当するはず」(前出・局員)

NHKの顔になるのも時間の問題といえそうだ。