週プレ史上では初の“現役ナース”として表紙を飾った桃月なしこ

週プレ史上では初の“現役ナース”として表紙を飾った桃月なしこ。自身、初上陸となった台湾での撮影の思い出や、この冬、上京して変わったこと、さらには恋愛観までを赤裸々に語ってもらった!

■食べものの話が止まらない!?

―まずは週プレ初表紙、おめでとうございます!

桃月 ありがとうございます! 2回目のグラビアで表紙を飾らせていただけるとは思ってなかったので、すごくうれしいです。

―撮影では初めて台湾に行ったんですよね。

桃月 はい。食べものがおいしかったです! ドーナツとか小籠包とか、本場の台湾料理を堪能できました。あとは、ヘアメイクさんが夜市で買ってた、チーズがかかってるモチモチした丸い何かを撮影終わりにもらって食べたらすごくおいしくて。それがなんなのか、いまだによくわからないんですけど(笑)。

―いいですね、食べものの話が止まりません(笑)。

桃月 あはは。だって、数日前から炭水化物と脂質を抜いてたんですもん。甘いものも控えてたし。「台湾でおいしいものを食べるんだ」って自分に言い聞かせながら、頑張って絞りました!

―エラい! 普段の食事で気を使っていることはある?

桃月 小麦は食べないようにしてます。もともと麺類とかパンが大好きだったんですけど、上京してからは全然食べなくなりました。特にラーメンは、ひとりで食べに行くぐらい好きで。

―そんなに好きだと、どうしても食べたくなっちゃうときがありそうです…。

桃月 一時期、禁断症状的なのはありましたね。「なんでラーメン食べちゃいけないんだ…」みたいな(笑)。でも、もう峠を越したので大丈夫かな。

―そこまで意識が変わったきっかけは?

桃月 東京でいただけるお仕事が増えてきて、今年の1月末に豊橋から上京したことがきっかけです。お仕事のために上京したんだから、ちゃんとしなきゃいけないと思って。

―ちなみに、上京してナースの職場はどうされたんですか?

桃月 上京するタイミングで豊橋の職場を辞めて、東京のクリニックに転職しました!

―東京に引っ越すくらい芸能活動にも本気ということですね。グラビア撮影に臨む気持ちも、以前とは違います?

桃月 そこはあまり変わってないかも。だいぶ慣れたので、前より緊張しなくなったのはあります。でも、コスプレはあくまで趣味なので、ただ「楽しい」っていう感覚しかないけど、やっぱりグラビアは誌面に載るっていうところで、常に緊張感を持って撮影に臨んでます。

男らしい人よりもかわいらしい草食系

■男らしい人よりもかわいらしい草食系

―まさに、なしこちゃんといえば現役コスプレイヤーとしても名を馳(は)せているわけですが、コスプレに興味を持ったのはいつ頃ですか?

桃月 実際に始めたのは高校生の頃だけど、興味を持ったのは中学生のときです。親の影響でアニメがずっと好きで、深夜アニメとかは中学生の頃からよく見てたんですよ。最初にハマったのは、『薄桜鬼(はくおうき)』っていう乙女ゲームが原作のアニメ。初めてアニメのキャラクターに恋をして、グッズ収集をするようになりました。筆箱とかにストラップをつけたりして。

―恋をしたキャラクターの名前を聞いてもいいでしょうか!

桃月 新選組の土方歳三です。設定は実際とほぼ同じで「鬼の副長」と呼ばれてて、自分が悪者になってでも局長の近藤勇を立てる姿勢がカッコいいなって。

―例えば?

桃月 新選組内の決まりを破った人を処罰するのが土方さんなんですけど、今まで仲間だった人を処罰するような恨まれ役なんて、誰もやりたがらないじゃないですか。それを率先してやる男らしさに惹(ひ)かれました。

―実際のなしこちゃんも、内面が男らしい人に惹かれることが多いんですか?

桃月 いや、それはないです(キッパリ)。

―全否定(笑)。

桃月 好きになる人は、男らしい人よりもかわいらしい人が多いです。ガツガツしてない、草食系男子。オラオラ系はちょっと引いちゃうんですよね。女慣れしてなさそうな人がいい!

―好きになったら自分からアプローチするタイプ?

桃月 します! 「好き」と「会いたい」はとにかくたくさん言いますね。「好き」は話の流れでネタっぽくも言えるし、言われてイヤな気持ちになるものでもないし。それで少しでも意識してもらえたらいいなって。

何重人格にもなれる自信があって

―こんなかわいいコに「好き」と言われて意識しない男はいないと思います(笑)。さて、話は戻るんですが、グラビア・ナース・コスプレイヤーの三刀流をこなしていて、切り替えが大変だったりしないですか?

桃月 全然大変じゃないです。むしろ、違う自分を使い分けることが楽しいくらい。

―最近はバラエティ番組にも出演されているし、今は演技レッスンも受けているんですよね。

桃月 演技のお仕事をしたいっていうのは、ずっと思ってたんですよ。役を演じるという意味ではコスプレと通じる部分もあるので、演技レッスンはすごく楽しいです。もちろん、似て非なるものではあるんですけど。

―やってみたい役は?

桃月 ホラー映画で、主人公とかヒロインを助けて最初に殺されちゃう役とか!

―アニメ好きな部分が前面に出ていますね(笑)。演技だったりバラエティだったり、挑戦するお仕事が増えれば増えるほど、また新たにスイッチの切り替えが必要になってきそうですが、そこは大丈夫そう?

桃月 私、きっとどれだけでもスイッチを増やせるんですよ。言ってしまえば、何重人格にもなれる自信があって。

―それって、コスプレイヤーとしていろんなキャラクターになりきってきたからというのが大きいんでしょうか?

桃月 あ~、そうかもしれません! 思わぬところで趣味が役に立ってました(笑)。

(取材・文/筒井優太 撮影/熊谷 貫)

桃月なしこの表紙&グラビアは『週刊プレイボーイ』23号(5月21日発売)に掲載! 現役ナース・コスプレイヤー・グラビアと三刀流で活躍する彼女の魅力をぜひご覧ください!