試行錯誤を続ける西野ジャパンは立て直せるのか!?

西野ジャパンに対する世間の関心や期待感は確かに薄れている。

だが、ちょっと待った! 今回のW杯で日本代表が「ベスト16」に進出するジンクスを週プレ本誌は発見! 

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■8年周期でGL突破

日本代表がベスト16まで駒を進めたのは、2002年の日韓大会と10年の南アフリカ大会の2回のみ。初出場を果たした98年のフランス大会以降、大会ごとにグループリーグ(GL)敗退、突破を繰り返している。前回14年のブラジル大会はGLで敗退しているので、これまでどおりの流れでいけば、今大会は間違いなく突破するはずだ。

■W杯優勝国で開催された大会ではGL敗退

今大会の16強入りを後押しするジンクスはまだある。日本代表がこれまでにGLで敗退したのは、98年のフランス大会、06年のドイツ大会、14年のブラジル大会の3度。これら3大会はいずれもW杯で優勝したことのある国で開催されている(フランスは同大会で初優勝)。

一方、優勝経験のない南アフリカ、そして自国開催の大会ではベスト16に進出。今大会の開催国であるロシアはGL突破経験すらない非・強豪国だ。この法則に従えば、日本代表の16強入りはかなり現実味を帯びてきそうだ。

■最年長と最年少の年齢差が“12”だとGL突破

さらに注目したいのは、代表メンバーの年齢について。16強入りした02年と10年は、最年長メンバーと最年少メンバーの年齢差が12歳だった。02年の最年長は34歳の中山雅史で、最年少は22歳の市川大祐。10年の最年長は同じく34歳の川口能活で、最年少は22歳の森本貴幸。一方、GLで敗退した98年は14歳差、06年は8歳差、14年は11歳差だった。

そして驚くべきことに、西野ジャパンも最年長の川島永嗣が35歳、最年少の中村航輔が23歳と年齢差が“12”なのだ! 期待のホープがことごとくメンバーから外れ、「史上最高齢の日本代表」と揶揄(やゆ)されている西野ジャパンだが、もしかしてもしかすると、西野さんはこのジンクスを知っていたのでは…!? 川島は正GKとして外せないと考えると、22歳の三竿健斗や21歳の井手口陽介が選考漏れしたのも理解できる…かも。

◆アウェーユニフォームを着た大会はGL突破、背番号11が途中出場した試合は必ず負ける!? 『週刊プレイボーイ』26号(6月11日発売)「『W杯16強ほぼ確定』理論」では、崖っぷちの西野ジャパンを分析しているので、そちらもお読みください!

(取材・文/テクモトテク 協力/short cut 写真/時事通信社)