世界で一番サッカーがうまい男(断言)が日本にやって来た! イニエスタがついにJリーグに降臨!!
そして、このインパクトは今だけにとどまるモノではない。今後、世界的スターが日本に続々やって来る可能性を秘めているのだ!
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■キーになるのは「外国籍選手枠」の撤廃
5月24日、ヴィッセル神戸は、スペイン代表のアンドレス・イニエスタの獲得を発表した。現在34歳のイニエスタは、名門バルセロナに数々のタイトルをもたらした天才MF。スペイン代表でもW杯や2度のEURO(欧州選手権)優勝を経験した。
報道によると、神戸と3年半契約をかわしたイニエスタが手にする年俸は推定2500万ユーロ(約32億円)。2014年~15年にセレッソ大阪でプレーした ディエゴ・フォルラン(ウルグアイ)や現在、神戸に在籍しているルーカス・ポドルスキ(ドイツ)の推定年俸が6億円とされている。過去にJリーグでプレー した外国人選手の中でも、群を抜くビッグネームだ。
そして、ここにきて元スペイン代表FWのフェルナンド・トーレスのサガン鳥栖(とす)入りも噂されている。もしや、レジェント級の外国人選手たちが、続々とJリーグ入りする流れが来ている?
ジーコ、リネカー、リトバルスキー、ストイチコフ、ドゥンガ...かつてJリーグには世界的名選手が多くプレーしていた時代があった。ところが、ドラガン・ストイ コビッチが引退した01年以降は各クラブが"身の丈経営"に舵(かじ)を切った影響により、スター不在の時代が続いていた。
ところが、変化の兆しが見え始めている。サッカーライターの中山 淳(あつし)氏はこう語る。
「まずは今シーズン開幕前に、トヨタ自動車の強力サポートを受ける名古屋グランパスが元ブラジル代表FWのジョーを推定1000万ドル(約11億円)の移籍金 で獲得。そして今回は、楽天の三木谷浩史社長の尽力によって、イニエスタの神戸への移籍が実現した。まだ多くはありませんが、大企業の援助を得て、大物を 獲得しようとするクラブは増えてきている。
さらには、"DAZN(ダゾーン)マネー"の存在もある。16年、Jリーグはスポーツのネット配 信サービスを全世界で行なっている『DAZN』と契約。それにより放映権料など多額の金が各クラブに行き渡りました。例えば昨年のリーグ王者・川崎フロン ターレは3年総額22億円、2位の鹿島アントラーズは総額11億7000万円を得ています。まだそういったクラブから大物獲得の話は聞こえてきませんが、 それも時間の問題かもしれません」
その理由のひとつとして中山氏が挙げるのが、いわゆる"外国人枠"と呼ばれるJリーグの外国籍選手枠(登録できるのは1チーム5人まで、試合にエントリーできるのは3人まで)の撤廃だ。Jリーグ関係者はこう明かす。
「もともと外国人枠を撤廃する動きはあって、16年には各クラブの代表取締役で構成される実行委員会で『日本人選手を15人以上保有していれば、それ以外のすべての選手が外国籍選手でもいい』という素案が提示されました。
そのときは議論の末に実現に至りませんでしたが、イニエスタの加入で神戸の外国人枠がオーバーすることから潮目が変わった。今は各クラブの意見を集めている 段階で、日本人選手の育成をどうするのかなど課題はありますが、原 博実(ひろみ)副チェアマンも『今年いっぱいかけて話をしていきたい』と発言していま すし、来シーズンになんらかの変化はあるかもしれません」
■Jのクラブは思い切った投資を!
では最後に、"助っ人黄金期"の再来に向けて、獲得のチャンスがある世界的スターを挙げていきたい。
まずは、今夏にプレミアから海外に移籍すると噂されているウェイン・ルーニー。名門マンチェスター・ユナイテッドのかつてのエースがJリーグでプレーするとなれば、それこそイニエスタに次ぐ人気選手となること間違いなし!
そ のほか、現役引退を発表した元コートジボワール代表FWのディディエ・ドログバを無理やりJリーグに連れてくる! 年内にLAギャラクシーとの契約が満了 する元スウェーデン代表、ズラタン・イブラヒモビッチにアタックする! ただの願望かもしれないが、日本のサッカーを盛り上げるため、資金力を得たクラブ はこれらのスターを獲りにいってほしい!