桑島海空

『週刊プレイボーイ』に登場する美女たちに記念すべき「初グラビア」の思い出を語ってもらう『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回は"ショートカットの絶対的エース"桑島海空(くわじま・みく)さんの前編。

桑島さんは中学2年生の時始めたTikTokで大人気を博し、2021年、タレント・マネージメント事務所sejuに所属。芸能活動を開始した。以降、女優、タレントとして広く活動を続けている。

初グラビアは『週刊ヤングマガジン』2021年52号で披露し、たちまち話題に。アザーカットを掲載したヤンマガwebでは、同サイトのグラビア史上最高PVを達成するほどの人気に。『週刊プレイボーイ』では2023年5号に初登場し、いきなり巻頭10ページを飾ることに。同時リリースされたデジタル写真集『海と空とJK』は2023年1月のグラジャパ!売り上げランキング1位を獲得する大ヒットとなった。

今回はデビューまでの経緯と初グラビア、そして週プレ初登場グラビアの思い出を語ってもらった。

『週刊プレイボーイ』2023年5号(撮影/栗山秀作)より 『週刊プレイボーイ』2023年5号(撮影/栗山秀作)より

ーー初グラビアにまつわるお話を皆さんに伺っています。まず芸能界に入るまでお話を聞かせてください。桑島さんの小さい頃の夢は何でしたか?

桑島 いっぱいありましたよ。パティシエ、動物園の飼育員さん、あと宇宙飛行士とか(笑)。芸能界で活躍することも夢でした。

ーー小さい頃から芸能の仕事には興味があったんですね。

桑島 はい。私の母が昔、舞台女優をやっていたんです。なので自分もやってみたいなって。でも芸能のことは、一度も口にしませんでしたけどね。バカにされそうじゃないですか(笑)。

ーーいやいや(苦笑)。学校ではどんなタイプだったんですか?

桑島 小学校の頃は周りに「お姫様とか、王女様みたいなポジションだよね」と言われていました。決してそんなつもりはないんですけど、マイペースだったからそう思われたみたいで。はい。マイペースです(笑)。中学・高校時代もマイペース。クラス委員などは自分から手を上げず、普通に友達と遊んで過ごしていました。

ーーあだ名なんてありました?

桑島 「豆」です(笑)。肌が黒いから「黒豆」だったこともあります。結構、気に入っていて、いまもLINEの名前は「豆」なんですよ。

桑島海空

ーーあははは。確かにらしい気が(笑)。桑島さんはTikTokで注目を集めましたが、中学2年から始めたそうですね。

桑島 そうです。学校で流行っていたので始めました。あと自分の輪を広げることにも興味があって。いわゆる"承認欲求"があったというか(笑)。そうしたら何度もバズって、フォロワーが増えていきました。

ーー高校2年の頃にはフォロワーは30万人にも達していたとか。何がよかったんですかね。

桑島 自分ではわからないです。普通に「踊ってみた」とかやっていただけなんで。なんなら「何がよかったの?」と1対1でフォロワーさんに聞いてみたかったくらい。ずっと不思議で仕方なかったです。

ーーそこまで人数が増えていくのは怖くなかったですか?

桑島 数字を見る度、驚きましたけど、怖いとは思わなかったです。というか、そもそも実感がなくて。あとこの数字は果たして本当なのだろうかって、ずっと疑問に思っていました。

ーーまさしくマイペースです(笑)。その高校2年の頃に現在所属の事務所sejuからスカウトされたんですよね。

桑島 そうです。TikTokで見つけてくれて、DMをいただきました。最初、見た時は驚きましたね。「え? 本当に?」って。

ーー当時は普通の高校生。芸能界への扉が突然、目の前に開かれたわけで、そこに戸惑いなんてありませんでした?

桑島 なかったです。それに事務所にはなえなのちゃんがいたので嬉しかったし(笑)。母に言ったけど、ダメとは言われませんでしたね。ウチの家は子供がやりたいと思ったことはやらせてくれるんですよ。事務所に入ってからはTikTokのアイデアをいただいたり、アパレルののお仕事など少しずつさせていただくようになりました。

桑島海空

ーーここからグラビアのお話を。桑島さんは、『ヤングマガジン』2022年52号(11月28日発売)で初グラビアを披露します。当時、高校3年生。グラビアに挑戦した経緯は?

桑島 マネージャーさんから、オファーがきていると聞いたので。でも最初はグラビアがどういうものなのかわからなかったんですよ。雑誌も見たことなかったですし。でも当時は何にでも挑戦しようと思っていたし、あと杏優ちゃん(同じseju所属の大熊杏優)が先にグラビアをやっていたんです。杏優ちゃんとは地元が一緒で普段から仲がいいので、じゃあ自分もやってみようって(笑)。

ーー『ヤングマガジン』編集部には顔見せに?

桑島 行きました。「初めまして」だったので最初は緊張しましたね。気さくに話しかけてくださるので、すぐに打ち解けましたけど。自分に声をかけてくださるのはやっぱり嬉しくて、帰る頃には撮影を楽しみにしていました。

ーー撮影当日の朝の心境はいかがでした?

桑島 前日は少しドキドキしたけど、当日は平常心でした。早朝に渋谷で集合して、ロケバスで千葉まで行って。早起きしたので眠くて、緊張もなにも、余計なことを考える間もなく現場に着きました(笑)。現場に着いてから、フィッティングをしたんですけど、どの水着も可愛くて。「えっ! こんな可愛いのを着れるんだ!」ってワクワクしました。

ーー水着になることに恥ずかしいとは思わなかったんですね。

桑島 思わなかったです。私、女子校出身で、人前で気兼ねせずに着替えていたから肌を出すことにも違和感がなくて(笑)。スタイリストさんもヘアメイクさんも女性だったし、しかもふたりとも明るい方だったので、恥ずかしいどころか、楽しく水着になれました。

桑島海空

ーーグラビアは青空の下、キラキラのプールサイドやキレイな部屋で撮影し、とても健康的なイメージでした。現場で印象に残っていることはあります?

桑島 メイクですね。私、TikTokでは無加工でメイクもほとんどしないんです。加工した顔が好きじゃないんで。

ーー当時から「無加工でも可愛い!」と評判でしたよね。なるほど、確かにグラビアで桑島さんのメイクはものすごく薄かったですよね。

桑島 そうなんです。グラビアはナチュラルメイクが基本じゃないですか。だから私的に合うというか。撮影だからってしっかりメイクするのではなく、薄いままキレイに仕上げてくれるのが嬉しかったです。

あとは衣装で制服があったこと。私がまだ高校生(3年生)だったから用意してくれたんですけど、もともと衣装や撮影にテーマがあるとは思ってなかったから、意外で。漠然と水着を撮ってるわけじゃないんだなって。「ここはこんなイメージかな」「この衣装はこんな感じかな」とか考えているうち、撮影がどんどん楽しくなりました。

ーー初グラビアは緊張などせず、むしろ楽しんだんですね。掲載誌はご自身で買いに行かれました?

桑島 母とコンビニへ行きました。私は雑誌が出ていることだけ確認して、母が買ってくれるのを外で待って(笑)。表紙の隅に自分の写真が載っていたのはなんだか不思議な感覚でしたね。

ーー桑島さんのグラビアは大好評。またヤンマガwebのアザーカットページは、同サイトのグラビア史上最高PVを達成したとか。

桑島 みたいです。でも自分ではピンときていなくて(笑)。SNSのフォロワー数が激増したのは驚いたけど。

ーーそのひと月半後の2023年1月。桑島さんは週プレに初登場し、グラビアが掲載されました(週刊プレイボーイ2023年5号/1月18日発売)。タイトルは「海と空とJK」。巻頭10ページでしたね。

『週刊プレイボーイ』2023年5号(撮影/栗山秀作)より 『週刊プレイボーイ』2023年5号(撮影/栗山秀作)より
桑島 全体的に青っぽいイメージで、大好きなグラビアですね。

ーー青が好き?

桑島 好きだし、青がよく似合うって言っていただくことが多いんです。名前も「海」と「空」で青っぽいでしょ(笑)。

ーーこの時の撮影が『ヤングマガジン』に続いて2回目。それにしては、表情も豊かだし、動きのバリエーションもある。表現力があって堂々としていますね。

桑島 あー、確かに"おどおど"することはないですね。なんだろう。性格なのかな(笑)。

ーー好きなカットは?

桑島 一番は扉にもなった制服かな。もう高校卒業して着られないので(笑)。あ、そういえば本誌には載ってないけど、この時、プールの中に入ったんですよ! 撮影が10月の後半で、「寒いから無理しないでいいよ」って皆さん言ってくださったんですけど、入らないとなんだか負けた気がして......。

本誌のアザーカットで構成したデジタル写真集『海と空とJK』(撮影/栗山秀作)より 本誌のアザーカットで構成したデジタル写真集『海と空とJK』(撮影/栗山秀作)より
本誌のアザーカットで構成したデジタル写真集『海と空とJK』(撮影/栗山秀作)より

ーーなんですか!? 「負けた」って(笑)。

桑島 あははは。こう見えて私、結構な負けず嫌いなんです。だから自分に対してというか、やる以上は納得いくようにやりたくて。プールのシーンが終わった後、お湯を浴びたんですけど、すごく満足感があったし、優しくいたわってくれる現場の空気もスタッフさんも温かい。グラビア楽しいな、また撮影したいなと思いましたね。

『海と空とJK』 桑島海空 撮影/栗山秀作 価格/1,100円(税込) 海辺やプールサイドで水着姿や爽やかな制服姿を惜しみなく披露した、週プレからの第一弾デジタル写真集。愛くるしい瞳にちょっぴり日焼けしたヘルシーボディがじつに魅力的。発売当時、週プレ グラジャパ!で、月間売り上げ第一位を記録し、グラビアファンはニューヒロインの登場に心を躍らせた。 『海と空とJK』 桑島海空 撮影/栗山秀作 価格/1,100円(税込) 海辺やプールサイドで水着姿や爽やかな制服姿を惜しみなく披露した、週プレからの第一弾デジタル写真集。愛くるしい瞳にちょっぴり日焼けしたヘルシーボディがじつに魅力的。発売当時、週プレ グラジャパ!で、月間売り上げ第一位を記録し、グラビアファンはニューヒロインの登場に心を躍らせた。

●桑島海空(くわじま・みく)
2004年7月1日生まれ 
東京都出身 身長150㎝ 
○女優、グラビアアイドルとしてどこか懐かしさを感じる"無加工でも美少女"として話題に。さまざまな雑誌で表紙を飾り、TikTokのフォロワー数は約40万人。
公式Instagram【@me_1480mm】
公式X【@m_mk71】
公式TikTok【@miku_ _ _2004】

★桑島海空のグラジャパ!プロフィール

★『初グラビア物語』は毎週日曜日更新!★