自身もマラソンを経験した吉木は、改めて駅伝選手のスゴさに感動したという

アイドルやアニメのオタクとして知られ、最近は激怒キャラでも話題の吉木りさ。 しかし! 実は箱根駅伝にもハマる駅伝好きという顔も…。そこで、彼女に今回の箱根駅伝の見どころを聞いた!

―吉木さんが、まさか“駅女”(駅伝見るのが好きな女子)だったとは!

吉木 きっかけは完全にマネージャーさんです。箱根駅伝マニアで毎年、涙を流しながらテレビ中継を見ているような人で(笑)。最初は「ふ~ん…」って感じだったんですけど、いろいろ吹き込まれているうちに、いつの間にか私もハマってました。

―最近はご自分でも走るそうですね。

吉木 はい。今年10月に「ちばアクアラインマラソン」のPR大使をやらせていただいて、ハーフマラソンを完走しました。タイムは制限時間ギリギリの3時間4分。ホントにキツかったんですけど、箱根を走る選手は同じくらいの距離を1時間ちょっとで走っちゃうんですよ。あらためて、すごいな~と実感しました。

―では、さっそく今回の優勝予想をお願いします。

吉木 本命はやっぱり駒澤大! エースの村山謙太選手をはじめ、中村匠吾選手、中谷圭佑選手とすごい選手がそろっていますし、山の5区、6区にも前回好走した馬場翔太選手と西澤佳洋選手がいる。今年11月の全日本大学駅伝でも全8区間のうち区間賞3人、区間2位4人という強さを見せて優勝しています。意外なことに、箱根では6年間も勝っていないんですけど、ついに今回は爆発しそうなムードですよね。

―駒澤大に続くのは?

吉木 前回優勝の東洋大かな。設楽(したら)兄弟(啓太・悠太)が卒業した穴は大きいなと思う部分もあるんですけど、主将の田口雅也選手と、ダブルエースの服部兄弟(勇馬・弾馬[はずま])が頑張ってくれるはず!

マニアックな選手分析に驚き!

―下馬評では、明治大、青山学院大、早稲田大あたりも人気ですけど…。

吉木 ズバリ、私のイチ推しは山梨学院大ですね! 前回は2区でオムワンバ選手が疲労骨折して、途中棄権したじゃないですか。そのとき、ほかの選手たちはオムワンバ選手を責めるでもなく「オムワンバに頼りすぎていた俺たちが悪い」って反省するんですよ。その姿を見てホントに感動しましたね。人って、こうやって成長するのか!と。いいチームだなって。

―熱い話ですね~。

吉木 だから、気持ちとしてはもう山梨学院大に優勝してほしいんですけど…冷静に考えると3位くらいかな。

―となると、注目選手もオムワンバ?

吉木 もちろん、オムワンバ選手のリベンジの走りには期待大ですけど、山梨学院大には他にもいい選手がたくさんいるんですよ! 主将の井上大仁(ひろと)選手、4年生らしい安定感ある走りの阿部竜巳選手、兼子侑大(ゆうた)選手、3年生でスピード抜群の田代一馬選手、2年生ながら主力として頑張っている佐藤孝哉選手、上村純也選手…。

―か、かなりマニアックですね…。

吉木 特に、オムワンバ選手と“二枚看板”の井上選手はスピードとスタミナを兼ね備えたポテンシャルの高い選手で、駒澤大の村山選手、中村選手とも互角に渡り合える実力の持ち主。もっと注目されていい選手なんです。過去3回の箱根では本来の力を発揮しきれていないので、最後はやってくれるんじゃないかなと期待してます。山梨学院大、頑張れ~!

(撮影/中山雅文)

■週刊プレイボーイ1・2合併号(12月25日発売)「12P総力大特集!箱根駅伝 伝説の名場面」より