「福岡で一番かわいいコ」として一躍注目を集めた今田美桜

「福岡で一番かわいいコ」として一躍注目を集めた今田美桜(みお・20)が10月23日、マツダスタジアムでのプロ野球、クライマックスシリーズ(以下、CS)「カープVSベイスターズ」戦で始球式を行ない、またまた大反響。現在、月9ドラマ『民衆の敵』でのデリヘル嬢・莉子役でも話題となっている新進女優だ。

そんな彼女が発売中の『週刊プレイボーイ』46号ではグラビアに登場。タイトルは「漲(みなぎ)る。」――故郷・福岡を舞台に水着姿や素顔での魅力を伸びやかに発揮、スタイル抜群の見事な肢体を爽やかに披露している。

そこで彼女を直撃。今回のグラビアのエピソードから話題を呼んだ始球式にドラマの裏話、さらに女優としての夢までを聞いた!

―先日のCS「カープVSベイスターズ第4戦」では始球式に登場、堂々とした投げっぷりでしたね。

今田 いやいや。相当、緊張してました。球場が思ってた以上に広くて、怖くなっちゃったし。でも頑張って思い切り投げました。私、カープ女子が大好きなんですよ。カワイいじゃないですか? お友達にさせていただいた気分で、すごく嬉しかったです。

―大反響で「福岡一の美少女、CS初登板!」とか、ニュースにもたくさん取り上げられて。

今田 「福岡一~」って呼び名、ありがたいんですけど、申し訳なくて(笑)。福岡出身の芸能人の方は多いし、歩いてると本当にカワイいコばかりですから。でも少しは覚えていただいたみたいなので、今度は地元のホークス戦でも始球式をやってみたいです!

―それはまた楽しみですね。そんな注目を集める中、週プレのグラビアにも再登板、今回はまさしくその地元での撮影だったとか。

今田 そうなんです。しかもそのロケした場所が、帰ると普通に歩いてる場所だったりするんで今回、相当、力が抜けてます(笑)。

―ある意味、よほど親しい人以外、見せない無防備な姿というか。リラックスして?

今田 あははは。そうですね(笑)。

―ちなみに、撮影の後は地元で美味しいものは食べに行きました?

今田 美味しい水炊き屋さんに連れて行ってもらいました!

―福岡名物ですけど…食べ飽きてるんじゃないですか?

今田 いやいや、そんなことないですよ! 初めてのお店だったんですけど、すごく感動しました。担当の編集さんが事前にわざわざ探してくれたんですけど、その気遣いもまた嬉しくて。

―彼氏にするような男のコにも、そういうマメさは大事と?(笑)

今田 あははは。そうですね。特に私、食べることが大好きなんですけど、大雑把で自分で調べて行くタイプじゃないんで(笑)。連れてってほしいなって思います。

デリヘル嬢をやるピュアな女のコ!?

―いずれにせよ、楽しいロケだったと。お気に入りはありますか?

今田 うーん、ラストページのカットかなぁ。

―夕暮れの海をバックに撮った、白水着のバストショットですね。

今田 はい。柔らかい日差しに包まれてる感じがすごく気に入ってて。というか、どれもお気に入りです!

普段、私は無邪気に笑ってる写真が多いんですけど、今回は特にそういうのが少なくて。でもそのほうが自分の素に近いと思うんです。だからいつも以上に等身大の自分を撮っていただいた気がして嬉しかったです。

―ちなみに、グラビアのタイトルは「漲る。」。地元でチャージした感じで。女優としての活動も現在、ドラマ『民衆の敵』に出演し順調ですけど。その莉子という役は、なんとデリヘル嬢で。オーディションで射止めたそうで、最初から役柄は知ってたんですか?

今田 知ってました。でも決まった時は嬉しい反面、自分でいいのかなって戸惑いましたけど。なんか、デリヘル嬢って大人っぽくて、色気のある派手な女のコを思い描いてたんです。でも私は普段、学生の役が多いし、どちらかといえば幼く見えるタイプですからね。

だけど、悩んでる時、脚本の方に教えてもらって『pink』ってマンガを読んだら、あ、なるほど、こういう感じかって。

―岡崎京子さんの作品(1989年)ですよね。ホテトル嬢をやるOLの話で。

今田 主人公がピュアで天真爛漫な女のコなんですよ。そんなコが風俗嬢をやるなんて、それまで想像したこともなかったけど、いるのかもって。特に主人公が洋服を買うためにそういう仕事をするっていうところが莉子と重なって。それでなんの抵抗もなくデリヘル嬢をやるピュアな女のコを自分なりに演じてみようと思ったんです。

―高橋一生さんとのバックハグのシーンも話題になってましたね。

今田 高橋さんとはご一緒するシーンが多いんですけど、とても優しい方で。「どんな感じがいい?」とかいろいろ聞いてくださるので、話し合いながら演じさせてもらってます。他のキャストさんも豪華な方ばかりですけど、皆さん、本当に温かくて。緊張せずに伸び伸びとやらせていただいてますね。

―そうやってカワイがってもらうのも今田さんの持ち味では…。ところで、上京したのが1年前。東京の暮らしには慣れましたか?

今田 そうですね。最初はとにかく寂しかったですけど、今はだいぶ慣れました。

―東京に引っ越して来た初日は、布団もない中で眠ったそうで…。

今田 荷物が届かなくて、床の上でコートをかけて寝ました(笑)。翌日は荷物だけが届いたんで、ダンボールをかけて寝て。そのダンボールの暖かさにびっくりしましたね(笑)。

こういう話は滅多にしないですけど…

―それはちょっと寂しすぎますよ! 時々、福岡に帰ったりも?

今田 2、3ヵ月に一度は帰るんですけど、でもこっちにいても事務所のスタッフさんが家族みたいに優しく接してくださるんですよ。東京の人って、冷たいのかなって勝手に想像してたんですけど、そんなことなくて…。特にマネージャーさんなんて、本当のお母さんみたいなんで。だから、寂しい気持ちにもならず、毎日楽しく過ごさせてもらってます。すごく恵まれてると思いますね。

―でも二十歳にもなって。寂しくないと言いつつ、たまにセンチメンタルになって、お酒をちびり…なんて。

今田 たまに部屋でひとり、飲んでたりしますね(笑)。

―おーっ。何を飲むんですか?

今田 ビールとか缶のハイボールとか。あと、ウイスキーの小さいボトルが家に置いてあって、それをたまに炭酸で割って飲んでます。あはははは。恥ずかしいから、こういう話は滅多にしないですけど(照)。

―いやいや、やはり九州出身ってことで。以前の取材では、満島ひかりさんが目標と語っていたけど。

今田 そうですね。でも目標だなんてとても言えないですけどね。それこそお会いしてみたいなんて言うのも申し訳ないくらい尊敬してて。

―そんな神みたいな存在なの(笑)?

今田 元々、好きだったんですけど、ドラマ『ごめんね青春!』を観て「え~っ、シリアスな作品だけじゃなく、コメディでこういう役もされるんだ!」ってびっくりしたんですよね。イメージもガラッと変わって全くの別人みたいで。それから作品を見るたびに、知らず知らずに引き込まれて大好きになりました。

―大好きで追いかけてるんですね。

今田 はい。この間もマネージャーさんと満島さんの舞台「百鬼オペラ『羅生門』」を観に行って、また圧倒されちゃって。この先、頑張ってお目にかかれる時がきたらいいなって思いますね。

―女優としての目標は?

今田 中国語を今、勉強してるんですけど、いつか中国の映画にも出てみたいです。そして海外で活躍できる女優さんになれたらと思いますね。

―「福岡一」から「世界一」を目指すと(笑)。

今田 あははは。でも本当にそうですね。世界で認められたいです。そのためにも今は一瞬も気を抜かずにいきたいです。今回の週プレさんのタイトルじゃないけど(笑)、「漲」ったまま、ずっと頑張っていきたいですね。

今田美桜のグラビアは『週刊プレイボーイ』46号(10月30日発売)に掲載!

(取材・文/大野智己、撮影/桑島智輝、取材撮影/武田敏将)

■今田美桜(IMADA MIO)1997年3月5日生まれ 福岡県出身 身長157㎝ B86 W58 H83 特技=博多弁の早口言葉 ○フジテレビ系・月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』に莉子役として出演中。12月公開予定の映画『デメキン』にアキ役として出演。“福岡で一番かわいい女の子”として4月にサンケイスポーツで紹介され話題に。その後、『僕たちがやりました』(関西テレビ)に星野真美役としてレギュラー出演。『ビットワールド』(NHK Eテレ、毎週金曜18:20~)にレギュラー出演中。最新情報は公式ホームページ、公式Instagram【@imada_mio】でチェック!