2018年最注目の若手女優のひとり・大幡しえり

ドラマ『女囚セブン』や『監獄のお姫さま』などの話題作に次々と出演。新人ながら、大きな瞳で強い印象を残した大幡(おおはた)しえりちゃん。間違いなく、2018年最注目の若手女優のひとりだ。

そんな彼女が女優になったきっかけや、意外なキャラクターに迫る!

―芸能界に入ったきっかけは?

大幡 スカウトです。一昨年(2016年)の5月に、原宿で買い物をした帰りに声をかけられました。

―その前から芸能界には興味があったんですか?

大幡 私、女優の中条あやみさんがすごく好きなので、興味はあったんですけど…住んでる場所が田舎すぎて、芸能界なんて遠い世界だと思ってました(笑)。

―出身は埼玉県ですよね? そんなに遠くないんじゃ…。

大幡 いや、うちはすっごい田舎なんです。いつも使ってる駅まで、バスで30分かかるんですよ。だから、東京なんてめったに来なかったです。

―埼玉も広いですもんね。昨年、映画『ひるなかの流星』で女優デビューしましたが、初めての現場はどうでしたか?

大幡 もう演技以前の話で、自分が何をしたらいいか全くわからなくて(笑)。ひとりですごい緊張してたら、共演した山本舞香さんが「大丈夫?」って声をかけてくださったんです。私よりひとつ年上なだけなのに、すごくお姉さんで、私が他の方と話せるようにリードしてくださったり。私、お姉さんっぽい人が大好きなんですよ。

―大幡さんは妹キャラ?

大幡 そうですね。人に甘えちゃいます。何か決める時も、自分では意見を出さずに「決めて」って。ははは(笑)。

―キャラクター的にはすごくサバサバしてますよね?

大幡 よく言われます。同性のクラスメートとか先輩からは「いいキャラしてる」って言われて嬉しいです。その分、男のコからの人気はないんですけど(笑)。

マイペースすぎて、よく怒られてます

―いい意味で女のコっぽくないんですかね。大幡 そうだと思います。でも、マイペースすぎて、友達からよく怒られてます。高校の卒業旅行で大阪に行った時も、ホテルに泊まって朝からUSJに入ったんですけど、入った瞬間に「ホテル帰って、寝てもいい?」って。みんなから「まだ何もしてないじゃん!」ってツッコまれました。

―そりゃ大阪人じゃなくてもツッコみますよ!

大幡 あと、行動が遅いです。お仕事の現場でも、帰り支度が遅すぎて、気づいたら自分が一番最後っていうことが多いです。マネージャーさんから「帰る気あるの!?」っていつも怒られてます。

―わはは! いいキャラしてますね~。趣味とか好きなことはなんですか?

大幡 『秘密結社鷹の爪』っていうアニメを観ることです。私、ものすごく笑いのツボが浅くて、『鷹の爪』を見ながらひとりでずっと笑ってるんですよ。実は、お姉ちゃんとお兄ちゃんも同じアニメが好きなんですけど、最初はそのことをお互い知らなかったんです。

―ほぅほぅ。

大幡 それである日、お姉ちゃんが「今ハマってるアニメあるんだ」って言って見せてきたのが『鷹の爪』! 家の中で3人がバラバラにハマってたんですよ。

―仲良すぎっ! と、プライベートの話はこの辺にしておいて、最後に2018年の抱負を教えていただけますか?

大幡 はい。去年は映画でデビューさせていただいて、ドラマにも3本出していただき、やっと役のことを自分で考えるようになったんですけど…細かい心理描写をしなくちゃいけないような主人公の役はまだやったことがないので、今年中に1本でも主演作のお仕事ができるように頑張ります!

(取材・文/西中賢治 撮影/矢西誠二)

■大幡しえり(OHATA SHIERI)1998年11月5日生まれ 埼玉県出身 身長161cm ◯2017年、映画『ひるなかの流星』でデビュー。ドラマ『監獄のお姫さま』や『先に生まれただけの僕』、『女囚セブン』に出演

●大幡しえりちゃんはじめ、8人の美少女が登場する特集「次世代美少女2018」は、『週刊プレイボーイ』2018年3・4合併号(1月4日発売)に掲載!