新宿・歌舞伎町で営業している「週プレ酒場」。その中にある完全予約制の「週プレ酒BAR」では日々、豪華女性タレントたちが"日替わりママ"を務めている。

そんな彼女たちと一緒に飲んだり話したりできる、夢のようなバーの雰囲気をお伝えしているこのシリーズ。第58回は、グラビアとプロレスの二刀流で活動する"グラレスラー"の上福(かみふく)ゆきちゃん!

今回も、酒は一滴も飲めない草食系ライター・Aがバーに向かった......。

* * *

――日替わりママは初めてということで、お疲れ様でした!

上福 お疲れ様です! 私、こういう見た目だったり、プロレスやってたりっていうのもあって、「クール」とか「イカツい」って思われることが多いんですけど、今日は見た目と違うハッピーな部分を知ってもらえたかなと思います(笑)。

いろいろ話しているうちに「全然イメージと違う!」「なんて話やすいんだ」って言ってくれたファンの方もいて。やっぱり、リングと観客席じゃお話しできないですからね。なかなかない機会で、すごく楽しめました!

――楽しんでいただけたようで、なによりです! でも、上福さんが所属する「東京女子プロレス」って、「①男遊び禁止 ②飲酒禁止 ③たばこ禁止」の"三禁"というルールが昔からあるじゃないですか。今日、男性ファンが集うバーで、大丈夫だったんですか?

上福 大丈夫です。ちょうど11月1日付でその東京女子プロレスのルール、解禁になったので(笑)。

――え? ずっと続いてきたのに??

上福 理由はよくわからないですけど解禁されたんですよ! でも、私はずっと前から「そんなルール、守っても絶対つまんないじゃん」って思ってて、いろんなところで「誰に文句を言われようと、私は酒を飲むし、男とも遊ぶ」ってポリシーを言い続けてきたんです。「試合は試合で本気で臨むし、酒は酒で本気で飲むから」って。ファンの皆さんにはめちゃめちゃ叩かれましたけど。

――まぁ、ルールを破るわけですから、叩かれるのもなんとなくわかります。

上福 ですよね。でも、お酒は真剣に飲んで、トレーニングや試合もマジメにやっていたら別にいいじゃないですか。私は男の人としゃべるのも好きだし、お酒も大好きだし、ずっとこのルールに納得できていなくて。「いつかこのルールをぶち壊す」と思ってたので、今日はそういう意味でも念願叶ってうれしかったです(笑)。

――なるほど。なんというか、上福さん......すごく正直な方です。じゃあ今日は、結構な杯数も飲んだり?

上福 どれくらいだろう? シャンパンも何本かいただいたり、ずっと乾杯していたり......杯数はあんまり覚えてないですけど、結構いただきました。でも、ちょっとガソリン入れたくらいな感じなので、ぶっちゃけもう少し飲めましたね。

――たしかに全然酔ってなさそうに見えます。普段、お酒はどう飲んでるんですか?

上福 それこそ、試合の前は絶対飲まないんですけど、逆に試合が終わったらめちゃめちゃ飲みますよ。団体にはそこまで飲む人がいないので、プライベートの友達......お馬鹿なパリピが多いんですけど、手っ取り早くショット系のお酒を一緒に飲んで遊んでます。

――手っ取り早くショット系......パリピっぽい(笑)! 僕が下戸だからか、「パリピ=泥酔している」ってイメージがあるんですけど、お酒で失敗したことってありますか?

上福 あります。私、団体に所属する前って、グラビアも自分の中でパッとしないし、本当にやることがなかったんですよ。だからずっと飲んでばっかりだったんですけど、大学4年生のときにめちゃくちゃ飲んで、いつの間にか朝になっていて。目が覚めたら、でっかい石でできている焼肉屋さんの看板の上で寝てました。

――石でできている、看板の上?? いや、ツッコむところはそこだけじゃないんですけど。

上福 看板がでっかい石でできている焼肉屋さんがあるんですけど、そこに、ベンチに横たわるみたいな感じで寝てました(笑)。秋口の西麻布だったんですけど、「寒いな~」と思ってたところに、なにか温かいものが近づいてきて。目を開けたら、外国人セレブに飼われた散歩中のラブラドールが私の顔の匂いをかいでいるという(笑)。

――西麻布で何やってるんですか(笑)!

上福 いや、だいぶ恥ずかしかったですね(笑)。そのセレブ、ラブラドールのリールを引っ張って「ノー! ノー!!」って言ってました。まぁ、今はないですよ。さっきも言ったとおり、お酒は真剣に飲んで、真剣に帰りますから。

――試合でも負けないし、お酒にも負けないぞ、と。徹底してください(笑)。

ところで、この連載では毎回、ママに「酒の場での男の振る舞い方」や「理想の男性像」についてもお聞きしています。上福さんは「男の人としゃべるのが好き」で「お酒が好き」ということなら......やっぱり酒が飲める男のほうがいいですよね??

上福 いや、飲めなくても全然いいんです。ただ私、自分で物事をコントロールできない人が苦手なんですよ。それこそ昔の自分の飲み方もそうだし、お酒に飲まれるなんてもってのほかで。

「酔いがコントロールできない」ってことは「自制が利かない」ってことだから、お金の無駄遣いとかも多そうだし、自分の彼氏にはできないかな......。

――なるほど、「男は自制できることが重要」と! でも、上福さんは好んでショット系を飲むわけじゃないですか。「下戸なので、ウーロン茶を飲みます」みたいな男でも本当にいいんですか? 確実にテンションに差が出ますよ!

上福 いや、全然全然。私は普段の飲み会でも、周りを超スピードで置いてきぼりにする、勝手に楽しむタイプなので。節度を守ってくれる人なら大丈夫です。

――本人が節度を守れていなさそうですけど......(笑)。でも、下戸の我々的にはありがたいです! ほかに、男に求める条件はありますか?

上福 そうだな......自分を差し置いて、相手の女性や周りを守ることができるってすごく大切だなって思います。たとえば、なんらかの理由でサバイバル生活を強いられたときに「もう食料はこれしかないけど、俺はいいからみんなで食べろ」って言ってくれる人、みたいな。

――あ~、身をていして家族を守ることができる男、と。

上福 そうです、そうです! 私、東北大震災のときに、ちょうどデニーズで食事してたんですけど、私の斜め向かいの席に家族連れが座っていたんですよ。で、地震でワーッと揺れたときに、その旦那さんが子どもと奥さんを置き去りにして、貴重品を持って自分だけ一目散に逃げるところを目撃して。

――うわぁ、なかなかエグい光景......。

上福 ですよね。それを見て「なんだアイツ......」って思って、それ以来、家族を守れる人がいいなって思うようになりました。

でも、緊急事態に自分を犠牲にするのってすごく難しい話だとは思うんです。だから、たとえば「この電車に乗らないと遅刻する!」ってときに、目の前で転んだおばあちゃんがいたら、遅刻してもいいから助ける人、みたいな。そういう「他人を優先できる人」がいいなって思います。人のために頑張れるって、たくましくてステキじゃないですか。

――「自分を犠牲にしてでも、人のために動けること」が「上福さんが惹かれるたくましさ」につながる、と。たくましさでいうと、やっぱり外見も強そうなほうがよかったりしますか? プロレスといえば筋肉ですけど......。

上福 関係ないと思いますね。身体が大きかろうが小さかろうが、自分の中に信念があって筋が通ったことができるなら、それはたくましさですよ。

私、「人は見た目じゃない」っていうことは本当に思っていて。職業柄、顔を好かれて付き合ったとしても、試合で顔面をめっちゃ攻撃されて、腫れ上がった顔になった瞬間に嫌われたりしたらイヤじゃないですか。そんなのおかしいと思うんで、私も見た目は気にしない。これは常に思ってます。

――なんだか話を聞けば聞くほど、「上福さんの考え方がカッコいい」って思います。それこそ筋が通っているというか、"武士"っぽい信念を感じるというか。

上福 武士(笑)。まぁ「考え方が堅い」みたいなことはよく言われますね。でも、そこもきっとバランスが大切で。真剣なときは真剣に過ごして、息を抜くときはお酒を飲んで、日々楽しく生きて。そうして死んでいきましょうよ(笑)。

――そこで「死んでいきましょう」が出るあたりが武士です(笑)。まとめると、男は「自制ができて、身をていして周りの人間を守ることができる人になるべき」と! 最後に、読者へひと言お願いします!

上福 えー、今日はありがとうございました。最初に言ったとおりすごく楽しかったです! また皆さんとお酒が飲めたらと思いますので、よろしくお願いします! 試合もハッピーにやっているので、息抜きとして見に来てください!「楽しかったな」と思ってもらえるような試をします!

上福ゆきかみふく・ゆき
1993年2月20日生まれ 神奈川県出身 身長173cm B86 W61 H89
◯2017年2月にグラビアアイドルとしての活動を始め、7月には東京女子プロレスからデビュー。以来、グラビアとプロレスラーの二刀流で活躍中。最新情報は公式Twitterをチェック!【@zacyuki】

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