ブロリーと同じポーズを決める島田

7日、「DRAGON BALL THE MOVIES Blu-ray 発売記念ブロリーナイト」が都内で開催された。

1986年~96年に公開された劇場版ドラゴンボール全17作品のBlu-rayの発売を記念して行なわれた今回のイベント。劇場では、「ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」(93年3月公開)、「ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない」(94年3月公開)、「ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ」(94年7月公開)の3作が上映されたが、これらはすべて"最強のサイヤ人"ブロリーが出演する作品だ。

ブロリーといえば、上記3作にしか登場していないにも関わらず、国内のみならず海外でも熱狂的ファンを抱えるキャラクター。この日も館内には、ブロリーTシャツを着た人や外国人ファンもちらほら。

MCを務めたのは、ドラゴンボールファンの声優・高岡香。孫悟空のコスプレで登場

また、ブロリーは今月14日(土)に公開される映画『ドラゴンボール超 ブロリー』で復活。24年ぶりの復活で話題になったが、原作者の鳥山明も映画の公開決定に際して、

「とんでもなく強いサイヤ人でデザインだけは僕が描いたらしいのですが、当時、アニメにはほとんどノータッチでしたので内容はすっかり忘れていました。(中略)アレンジ次第では、かなりおもしろくなりそうだと感じ、さっそく『ドラゴンボール超』のシリーズに組み込んで話を作ってみました」

とコメントを寄せ、魅力を感じたそう。

「俺が化け物? 違う......俺は悪魔だー!!」と好きなブロリーのセリフを叫ぶ島田

イベントでは1作目の上映後、ブロリー役を務める声優・島田敏(びん)が登場。「カカロット、まずお前から血祭りにあげてやる!」と劇中のセリフとともに現れるや、大歓声で迎えられた。

24年ぶりの復活とあって、「ブロリーが途切れることなく支持されて、劇場版でまたフォーカスが当たるという、そんな作品は観たことがない」と島田も感動。

ただそれだけ長い期間が経ったこともあり、意識していたものの「アフレコ当日に長峯(達也)監督から『もう少し若く』って言われた」と苦笑いだった。

さらに「画面を見て、台本を見るともうすでに(攻守が)変わっている」とスピード感あふれるバトルシーンに苦戦したことを告白。

ブロリーと握手を交わす島田

そして"最強のサイヤ人"にちなんで"最強の存在"を聞かれた島田は、主人公・孫悟空の声優を務める野沢雅子を挙げ、「僕はバトルシーンのアフレコ後に頭が痛くなるんですよ。それでスタジオの外で伏せっていたら、『ビン、大丈夫か』って背中さすってくれて。同じバトルシーンをやって野沢さんは平気か聞いたら、『全然』って、レジェンドですね」と先のバトルシーンでのエピソードを明かした。

たった3作の出演にも関わらず、人気を得たブロリー。今回の新作について島田は

「ブロリーは果てしないパワーが魅力なんじゃないかな。ブロリーは父親のパラガスとふたりきりで育って、人との交流がない。バトルはご存知のとおりですけど、反面とても繊細でピュアな精神像。その二極化している姿をご覧いただければ」

と新たな一面があることを明かし、その魅力をアピールした。