近い将来、女優やモデルといった分野の最前線で活躍していくであろう10代の美少女たち。そんな彼女たちの魅力を読者に知ってもらうべく、週プレNEWS&週プレモバイル連載『微熱少女』がスタート。

毎週月曜日に、週刊プレイボーイが注目した美少女が登場するこの連載では、撮りおろし写真とロングインタビューで彼女たちの魅力をお届けします。

第12回は「Seventeen」のモデルとして、さらには女優としても活躍する15歳・田鍋梨々花ちゃん。モデルとしての活動や、天才ピアノ少女役を演じたドラマ『コード・ブルー』の裏話を聞いたインタビュー前編に続き、後編では現在出演中のドラマ『パーフェクトワールド』や今後の目標について語ってもらった。

――4月16日にスタートした『パーフェクトワールド』では、山本美月さん演じる主人公・川奈つぐみの高校時代を演じています。

田鍋 学業に専念するために、しばらく演技のお仕事はしてなかったんですけど、中学校を卒業し、久々にドラマに出演させていただくことになりました。山本美月さんの高校時代ということで、美月さんのヘアースタイルに合わせて、前髪も切ったんです。

――すごく似合ってます! 『コード・ブルー』では病気でピアノが弾けなくなる女のコを演じて、『パーフェクトワールド』は交通事故で車椅子生活になった男性と障害を乗り越えるラブストーリーですよね?

田鍋 はい。『コード・ブルー』のときは、私は大きな病気をしたことがないので病気になった小さい子のドキュメンタリーを見て、入院してるときの気持ちとかを勉強しました。でも今回は、本当に普通の女子高生。

――田鍋さんが演じているのは、(想いを寄せる)樹が事故に遭う前ですもんね。

 そうなんです。樹が事故に合うことは知らない高校時代なので、原作のマンガは読まないようにしました。ただ、このドラマのオーディションの話をいただく前に、映画版は観てしまっていたんです。知らないほうが樹のことをもっと一途に見れたのかなって思ったり。つぐみも、(『コード・ブルー』で演じた)奏も、一途で純粋な女のコっていう部分は共通しているなと思います。

――『コード・ブルー』のときはレッスンのたびに泣いていたと言ってましたけど、今回はいかがですか?

田鍋 今思えば、『コード・ブルー』を撮影していた当時は自分に与えられた課題に必死で、周囲が全く見えていなかったんだなと思うんですけど、今回はスタッフの方とお話ししたりできました。そうする中で、現場によって雰囲気も違うんだなとか、監督さんの演出の付け方も違うんだなとか、実感することができました。

――『コード・ブルー』の現場を経験したことで、演技の仕事をやりたいと思えたんですね?

田鍋 やっているときは必死に食らいつくっていう感じだったんですけど、終わって全部見返してみると、やっぱり楽しいし、もっとやりたいなって。いま見るとヒドい演技だなと思います。怒られて当然だったなって。

――いやいや、全然そんなことは感じなかったです。普段の自分と違う人を演じることは好きなんですか?

田鍋 好きです。表情や仕草、気持ちまで全部その人にならないといけないから、それは難しいけど、やっぱり楽しいし、もっとやりたいなと思います。

――モデルのときも、誰かになりきったりするんですか?

田鍋 いや、モデルのときは田鍋梨々花です(笑)。お芝居をするときは一個フィルターがかかったような感じです。

――ちなみに今日の撮影は田鍋梨々花として?

田鍋 はい。田鍋梨々花でした。ただ、今日はお芝居のことも聞いてくださってるじゃないですか。だから少しだけ意識してしまいました(笑)

――これからは演技とモデルを両立して?

田鍋 両方できたら、うれしいなと思っています。モデルもお芝居も両方挑戦してみたいです。今は、どちらかだけっていうのは違うように思うし。いろんな経験をして、早く大人になりたいです。二十歳までまだ5年以上もあって、まだまだ本当に子供だなって、自分でも感じるので。

――まだ高校生になったばかりですもんね。大人っぽく見られることも多いと思うんですけど、学校ではもう少しキャピキャピしているんですか?

田鍋 基本的に騒がしくするのは苦手というか、静かにいたいタイプです。ただ、仲良しのコといるときは、仕事のときとはちょっと違うかもしれないです。家でもうるさい子で、お姉ちゃんとよくじゃれてます(笑)。仕事のことを完全に忘れて、大人っぽさとか一切ないです(笑)

――プロフィールには「和太鼓」が特技と書いてありましたけど、わりとアクティブな特技ですよね!

田鍋 3姉妹全員で習っているんですけど、小1のときに始めて、いまも続けてるんです。地元のお祭りで叩いたり、楽しいんですよ。何も考えずに、ひたすら叩いて。あとは曲中にバチ投げをして、シュシュッみたいなのとか。

――いつか田鍋3姉妹で叩く姿も見てみたいですね! 逆に落ち込んじゃうこともあるんですか?

田鍋 落ち込んでもすぐ切り替わります。もう少し落ち込んだ方がいいんじゃないってときもたまにあるくらい(笑)。ただ、自分ではポジティブっていう意識がなくて、むしろネガティブだと思っていたんですけど、家族からはめっちゃポジティブだよって言われますね。

――ちなみに最近一番落ち込んだことは?

田鍋 昨日、人生で初めて鳩にフンを落とされたんです。こんなこと本当にあるんだって。でも、運がついて、いいことありそうだから、別にいいかなって。

――本当に切り替えが速い!(笑)これからどんな高校生活を送りたいですか?

田鍋 中学生のときよりも、ちょっと大人になったので、そのちょっと大人になった気持ちでお仕事をいっぱいしていきたいです。でも、高校生だからというよりは、年齢関係なくいろんなことにチャレンジしたくて。

――あんまり「高校生だから」みたいに見られたくない?

田鍋 そうですね。高校生とか関係なく、大人と一緒に扱ってもらえるようになりたいです。子供っぽく、はっちゃけたり、愛嬌のある感じじゃないから(笑)早く大人になりたいんです。

(スタイリスト/木下夏実 ヘアメイク/高部友見)

●田鍋梨々花(たなべ・りりか)
2003年12月24日生まれ 千葉県出身 身長164cm 血液型=AB
趣味=映画鑑賞、ショッピング 特技=和太鼓(三姉妹で習っている)
○12歳の時に『ミスセブンティーン2016』でグランプリ受賞しモデルとしてデビュー。その後は、モデルはもちろん、女優としても活躍中。代表作にドラマ『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』の天野奏役がある。また、現在はドラマ『パーフェクトワールド』(関西テレビ・フジテレビ系 毎週火曜日21:00~)に出演中。また、ドラマ『パーフェクトワールド』のもうひとつのドラマ『チェインストーリー』がGYAO!で配信中。詳細はGYAO!、または、ドラマ『パーフェクトワールド』のオフィシャルサイトにて。

★田鍋梨々花ちゃんのアザーカット、そして撮影時のメイキング動画が『週プレモバイル』でご覧いただけます!

★『微熱少女』は毎週月曜日更新!★