(左から)さいとうなり、松田るか、小島藤子、北原里英、浅川梨奈、小宮有紗、高橋浩監督

10日、映画 としまえんの初日舞台挨拶が都内で行なわれ、北原里英小島藤子浅川梨奈松田るかさいとうなり小宮有紗高橋浩監督が参加した。

東京・練馬区の遊園地「としまえん」が全面協力し、舞台となった今作は、「としまえんの呪い」で怪現象に襲われるという内容。「としまえん」での撮影ということで、今回の初日舞台挨拶も、遊園地隣の「ユナイテッド・シネマとしまえん」で行なわれた。

主演を務めた北原は、映画公開に「としまえんの真横の映画館なので、初日を迎えるのに、本当に今日はハッピーです! このユナイテッド・シネマとしまえんも"聖地"みたいになったらうれしい」と笑顔。

「としまえん」を「身近に感じていた遊園地」と語る浅川は、「長年愛されている遊園地っていいな。そこで撮った作品が公開ってことで、改めてすごく幸せだな」と喜んだが、北原や松田ら他の共演者からは、「真面目だよね」「もう声のトーンがね」「ちょっと落ち着いてるよね」と、普段はお調子者の浅川らしからぬコメントにガヤが飛んだ。

浅川はそんな周りの反応に、「私も真面目なこと言います。記者の方がいっぱいいるので猫かぶってます」とあっさり認め、会場も爆笑。そしてMCから「このあと、ハジけていただいても......」と振られると、「ハジける? いろいろな所から違うベクトルの期待をされているような。でも、(期待に)応えられるように頑張ります」と宣言した。

腕を振り上げ喜ぶ松田と、ネタバレに気付き崩れ落ちた浅川

そして、その宣言通りになった(?)のは、「撮影中に心霊現象は起こりましたか?」という質問のとき。浅川が答えていると、突然、松田が「いぇ~~い! やりました、この人!」と絶叫。

実は松田、以前のイベントで思わず映画のネタバレをしてしまい、この日は「二度目はないぞ、と自分に言い聞かせて」気を引き締めていたところ。すると浅川がさっきの答え中にネタバレをしてしまい、思わず喜びの声を上げてしまったというわけだ。

ネタバレという、映画の舞台挨拶では禁断のハジけ方をしてしまった浅川。小宮からの「それ、ネタバレじゃね?」という指摘で気づき、「松田さん、すいませんでした! 仲良くしましょう、これからも」と謝罪し、会場を笑わせた。

その後も出演者の間でネタバレの恐怖は続き、さいとうが話している途中に北原が「ネタバレしそうで怖い」とこぼしたり、小宮も「私こそネタバレしそうでドキドキしながら話すことになるんですけど。上映前(の舞台挨拶)で何話すん?って今、思ってます」と慎重にコメントをしていた。

イベント終盤になると、浅川もいつものお調子者キャラに元通り。

撮影が一年前ということで、「この一年の成長」を聞かれた北原が、「まったく同じ台本で今の自分たちでまた撮ったら、何か違うのかなとかは思いますね」と話すと、二十歳で最年少の浅川が「でも、もう制服は着れないかな~」とニヤニヤ。すかさず小宮から、「ちょっとやめろよ! このあいだ(私)着てたぞ、おい!」とツッコミ。実はこれも、前回のイベントで25歳の小宮が制服を着ていたことに対するイジリ......。

そのイベントのときも同じようなイジリをしていた浅川は、「こないだけっこうマジなトーンで怒られたのよ、小宮さんのファンから」と告白。焦った小宮は会場のファンに向かって、「大丈夫ですよ! 気にしないでください。私の心は強いです!」とアピールし、会場を笑わせた。

『映画 としまえん』は全国公開中。遊園地「としまえん」では、コラボ企画としてスタンプラリーや『「お化け屋敷」映画体験 "怨霊"ツアー』を期間限定で開催している。