近い将来、女優やモデルといったさまざまな分野の最前線で活躍していくであろう10代の美少女たち。そんな彼女たちの魅力を読者に知ってもらうべくスタートした、週プレNEWS&週プレモバイル連載『微熱少女』。

毎週月曜日に、『週刊プレイボーイ』が注目した美少女が登場するこの連載では、撮り下ろし写真とロングインタビューで彼女たちの魅力をお届けします。

第20回は、福岡を中心に雑誌や広告モデルとして活躍し、この春高校を卒業したばかりのモデル・関マリアンナちゃん。卒業と同時に上京し、モデル活動を本格的にスタートさせた彼女の素顔に迫ります。

――本日は、晴天に恵まれた東京・吉祥寺でのロケでした。撮影はいかがでしたか?

 吉祥寺って、「住みたい街ランキング」とかでよく聞く街ですよね? 今年春に福岡から東京に来たんですが、吉祥寺には足を運べてなかったので今日来られてよかった! 井の頭公園もゆったりとした雰囲気で楽しめました。何より、街の中に池や川といった水辺が多いのがいいですね。

――関さんといえば、ご自身のインスタグラムでもシャワーヘッドやバスタブの写真を頻繁に投稿される、無類の"水回り好き"ですものね。

 そうなんです、一時期ハマちゃって。私が育った北九州市も川が多いので、地元を思い出してリラックスできたのかも。

――地元・北九州にいた頃は、どんな女のコだったんでしょう。

 九州には山笠祭りがあったりして、小さい頃は、男子に交じって山笠を舁(か)いたこともあるんですよ。山笠舁いた後にたくさんお菓子もらえるのが楽しみで(笑)。中学・高校は陸上部に所属して、長距離走をやっていました。

――男の子顔負けの活発な少女だったんですね。

 それがそうでもないんです、高校のときは図書室に入り浸ってたし。今もオフの日はSNSをするか、好きな本やマンガを読んだり、映画を見たりといった生活ですね。

――好きな作品はなんですか?

 マンガでいうと、『東京喰種』や『鬼滅の刃』にハマっています。本だったら、最近読んだのは穂村弘さんのエッセイ集『鳥肌が』。日常で感じる「あれっ、よく考えるとこれ変だな?」っていう些細(ささい)な"ズレ"が描かれていて、読み終わった後にぞくっとします。

――それは......ひとり暮らし始めたてで読む本ではない気が。

 森見登美彦さん原作の映画『夜は短し歩けよ乙女』も好き! 京都を舞台にしたレトロな雰囲気や、作中に出てくる「ラ・タ・タ・タム」や「おともだちパンチ」といった言葉の語感が好きなんです。

――おともだちパンチとは、「やむをえず他人に手を上げそうになった際、あえて親指を握り込まずに拳をつくることで力が入らないようにし、相手を過度に傷つけるのを防ぐ」という、慈愛に満ちた技のことですね。誰かから「おともだちパンチ」をされたことはありますか?

 ないない、ないです(笑)。でも、おともだちパンチをしたくなったことはあるかな。高校時代の部活の先生が、ジェンダーについて保守的な考えを持った人で、折り合いがうまくいかなかったんです。「女のコはどうせ結婚するから、頑張ったって仕方ない」みたいな。そのときはまだ私も子供だったので、いつかおともだちパンチを見舞ってやろうと......。

当時は結局、そういった紆余曲折もあり部活を辞めてしまったんです。それまで陸上一本に情熱を注いできたから、競技をやめた直後は余ったエネルギーをどこへ向ければいいかわからなかった。そこで何気なく始めたインスタで、モデルの依頼がぽつぽつ来るようになったんです。

――最初からモデル志望、というわけではなかったんですね。

 そう。でも当時、陸上を辞めたばかりで情熱があり余ってたのがよかったのかもしれません。声をかけてもらって作品撮りに参加しているうちに、被写体としての自覚が次第に出てきたのかな。運動に傾けてきたエネルギーを向けられる、新たな場所ができたというのは、私にとっても非常にラッキーでしたね。そういった活動を続けていくうちに、今の事務所からインスタ経由で声がかかって、地元のファッションビルの広告(天神コア)に起用していただいたりもしました。

――目標とするモデルさんはいますか?

 憧れのモデルさんはいますが、目標にしている方はいないですね。そもそもモデルって、個々人の魅力を武器にするお仕事だし、誰かのまねをしても仕方ない。私がその人になれるわけじゃないし、なれたとしてもそれで売れるわけじゃないですよね。

――確固たるポリシー、そして10代とは思えないぐらい現実的な考えをお持ちですね。指針とされている信念はありますか?

 友達にも「リアリストだね」ってよく言われるんです。指針というか、好きな言葉はありますよ! えっと、あれ? なんだっけ、思い出せんくなった......。あ、そうそう。「この世の不利益は当人の能力不足」。『東京喰種』に出てくるフレーズですね。

――とことんシビア。一方、時折顔を出す方言がキュートですね。オススメの北九州弁があれば教えてください!

 若いコはあまり使わないですけど、「でたん」とかどうでしょう。「とても」って意味なんです。それにしても、東京はでたん暑いですね~。

――その独特な存在感で、モデルとしての活躍が期待される関マリアンナちゃん。8月12日配信の後編では、SNSでの情報発信についてや、彼女が情熱を傾ける意外なものについて語ります!

ヘア&メイク/たかべともみ スタイリング/石塚愛理 衣装協力/EFILEVOL、QUINOA BOUTIQUE、THE PR,ROOM、enchanted 撮影協力/book obscura)

●関マリアンナ 
2000年生まれ 福岡県出身 アメリカと日本のハーフ
〇今年4月からモデルデビュー。現在は、Adidas Equipment Gazelleの広告に出演中 
公式Instagram【@mariannaannamarianna】

★関マリアンナちゃんのアザーカット、そして撮影時のメイキング動画が『週プレモバイル』でご覧いただけます!

★『微熱少女』は毎週月曜日更新!★