近い将来、女優やモデルといった各分野の最前線で活躍していくであろう10代の美少女たち。そんな彼女たちの魅力を読者に知ってもらうべくはじまった、週プレNEWS&週プレモバイルの連載『微熱少女』。毎週月曜日に、週刊プレイボーイが注目した美少女が登場するこの連載では、撮りおろし写真とロングインタビューで彼女たちの魅力をお届けする。

第21回目は、中学生を中心にしたローティーンの女のコから絶大な人気を誇るファッション誌『ニコラ』の専属モデル(ニコモ)、深尾あむちゃん! 現在はモデルとしての活動だけでなく、9月6日公開の『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』で映画初出演を果たすなど、活躍の幅を広げている。

そんな彼女のインタビュー前編となる今回は、映画の撮影秘話からデビューのきっかけなどについて話を聞いた。

――夏真っ盛りの中、撮影お疲れ様でした! 日差しもかなりきつかったですが、大丈夫でしたか?

深尾 暑かったですが、それより撮影が楽しかったです!

――さすが『ニコラ』で撮影に慣れているだけのことはありますね。

深尾 モデルの撮影時はロケもたくさんあり、夏に厚着をしたり、冬に薄着をしたりする事が多いので(笑)。

――ファッション誌はワンシーズン早く撮影しますからね。今はモデルとして大人気ですが、もともと女優さんになりたかったのですか?

深尾 モデルか女優かというよりも、芸能界に興味がありました。歌もダンスも演技も、何でもできる人になりたかったんです。

――なるほど。演技をしたいから「将来の夢は女優」と言うけれど、女優だけが最終目標というよりは、表現に関わることは何でもしたいということですね。

深尾 そうですね。演技だけでなく、いつか歌やダンスも披露したいです。

――それは誰かにあこがれて?

深尾 女優の本田望結ちゃんです。

――何がきっかけで?

深尾 私は家族の都合でカナダに住んでいた期間があり、カナダにいた時はテレビにアジア人がほとんど出ていなかったので、だんだんとテレビに出ている人たちは"別世界の人"だと思うようになっていきました......。

でも帰国してから、習っていたフィギュアスケートの大会で、本田望結ちゃんを何度か見かけたことがあったんです。その時に、自分と同世代の望結ちゃんがドラマや映画に出ていることを初めて知り、身近に感じ、またこの世界に興味を持ちました。帰国してからは、特に女優をやってみたいと思うようになりましたね!

――カナダにはどのくらい行っていたのですか?

深尾 小学1年生頃から5年生になるまでですね。

――でも、女優さんになりたいと思ったのに、なぜモデルを目指したんでしょう?

深尾 今活躍されている方って、モデルから女優さんになった方が多いなと思うんです! それで色々調べていた時に、『ニコラ』のオーディションを受けたんです。

――確かに、新垣結衣さんなど、いろんな方が『ニコラ』を卒業したあとに女優としても活躍されています。じゃあ『ニコラ』も自分で選んだ?

深尾 カナダにいた時期があったので、実は......私は日本の雑誌の事をあまり知らなかったんです(笑)。私が「モデルのオーディションを受けてみたい」ってお母さんに話をした時に、「こういうオーディションがあるよ」とニコラに応募してくれたんです。

――あ、お母さんの応募だったんですね。

深尾 初めは、自分が受かるだなんて全く想像してなかったんです......。でも、オーディションの2次、3次くらいまで進んでいった時に、どんどんやる気が出てきて、自分から「ニコモになりたい!」って強く思うようになっていきました!

――では、最初から合格するとは思ってなかった?

深尾 はい、思っていなかったです。こんなにやる気がなかったら、無理だろうなと......。

――本当にやる気がなかったんですね(笑)。

深尾 最初はですよ(笑)。でも、2次、3次と進んでいって、うれしくなったんです。それでやる気が出ましたね。

――オーディションでは緊張しました?

深尾 私、人前で緊張しないタイプなんです。カナダにいた時も、フィギュアスケートやチアリーディングをやっていて、人前で演技を披露することが好きだったので、オーディションの自己PRも「楽しい!」ってなるんです。見てもらうことが楽しいんです。

――そういう性格は日本では珍しいかもしれないですね。自分でもカナダにいた影響は大きいと思いますか?

深尾 カナダで生活していた時は、「わたしを見て!」っていう子がほとんどだったので、今の私にはとても大きな影響でした!

――積極的に前に出ていきたいタイプ?

深尾 出ていきたいですね。どんどんいろんなことに挑戦したいです。

――じゃあ、映画初出演となった『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』でも、あまり緊張はしなかった?

深尾 さすがに映画のオーディションの時は、初めてのことばかりだったので緊張しました。しかも、一緒にオーディションを受けたグループの中で、私が一番最初の出番だったので、「これでいいのかな?」とずっと思っていました......。でも、今考えると、一番最初だったので他の人の影響を受けずに、自分らしくできたのかもしれないです!

――オーディションでは、実際の映画と同じ役を演じたんですか?

深尾 はい。台本から私の演じた白銀圭ちゃんのセリフを抜粋したものを演じました。圭ちゃんは、(主人公である)白銀御行の妹で、お兄ちゃんとお父さんと3人でおんぼろアパートに住んでいる反抗期の女の子です。

――撮影現場は楽しかった?

深尾 すごく楽しかったです。ただ、撮影のルールも何もわからなくて、ずっと(周りを見渡して)「どうしよう......」と思っていました。でも、共演した平野紫耀さんや髙嶋政宏さんがすごく親切に色々と教えてくださって、たくさん助けていただきました。

――セリフはすぐ覚えられました?

深尾 圭ちゃんは反抗期真っ只中なのですが、私もほぼ同い年なので、すごく気持ちがわかるんです。私もお父さんに反抗しちゃったり(笑)。まったく自分とかけ離れた子じゃないので、セリフが入ってきやすかったです。

――もう映画はご覧になりました?

深尾 はい、もっと演技がうまくなりたいって思いました! やはりみなさんと比べて、自分はまだまだだなって。演技は嘘がないから、頑張らないといけないなって思います。

――演技は嘘がない、というのは?

深尾 モデルは、かっこよさや、かわいさを表現することが多いけど、演技は自分の恥ずかしいと思う表情だって見せないといけないですよね。

――モデルより演技のほうが素に近いものを求められる、と?

深尾 見せる部分に違いがあるのかなって。だから演技力がないとダメだし、もっともっと上手くなりたいって思いましたね。

――モデルはもちろん女優として活躍の場をどんどん広げていく深尾あむちゃん。8月26日配信の後編では、『二コラ』で初表紙を飾った感想や、周りから「変わっている」と言われる一面について語ります!

(ヘアメイク/AOKI スタイリング/石塚愛理 衣装協力/THE PR、ROOM、GYF Tokyo、enchanted)

●深尾あむ(ふかお・あむ)
2005年11月3日生まれ 滋賀県出身 身長160cm
趣味:ウクレレを弾くこと、歌、ダンス 
特技:英語、チアリーディング、フィギュアスケート、
〇第22回ニコラモデルオーディションでグランプリを受賞しデビュー。その後、2018年9月よりニコラの専属モデルとして活躍。9月6日公開の『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』では、映画初出演を果たす。
公式Instagram【@amufukao.official】
公式Twitter【@amufukaofficial】

★深尾あむちゃんのアザーカット、そして撮影時のメイキング動画が『週プレモバイル』でご覧いただけます!

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